2023年劇場鑑賞 ★★★☆☆ おデブ俳優 映画

『Winny』天才技術者の不当逮捕

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『Winny』アイキャッチ画像

ABOUT THE MOVIE

邦題:Winny(2023)
製作国:日本
監督:松本優作
出演:東出昌大、三浦貴大、皆川猿時、和田正人、木竜麻生、池田大、金子大地、阿部進之介、渋川清彦 
上映時間:127分

公式サイト

シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★★★☆☆】

2002年、データのやりとりが簡単にできるファイル共有ソフト「Winny」を開発した金子勇は、その試用版をインターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」に公開する。公開後、瞬く間にシェアを伸ばすが、その裏では大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、次第に社会問題へ発展していく。違法コピーした者たちが逮捕される中、開発者の金子も著作権法違反ほう助の容疑で2004年に逮捕されてしまう。金子の弁護を引き受けることとなった弁護士・壇俊光は、金子と共に警察の逮捕の不当性を裁判で主張するが、第一審では有罪判決を下されてしまい……。

映画.com

天才的技術者の不当逮捕

ファイル共有ソフトWinnyを開発した金子勇氏が著作権法違反幇助の疑いで逮捕された事件を描いたヒューマンドラマ。不当な扱いを受けた金子氏を守るべく奔走する弁護士達の姿を真摯に描いた傑作です。

当時としては先取りしすぎた技術で開発されたWinny。その天才的な技術力を活かす時間を奪った事件に憤りを覚えますし、刑事司法の問題についても考えさせられます。

「出る杭は打たれる」という台詞が出て来ますが、そんな社会ではあってはならないと思うし、それだけに留まらない多くの社会問題を提起している作品でした。

出演者の演技が皆素晴らしいので、見応え十分。

特に金子勇役の東出昌大の演技が光っていました。1月に公開された『とべない風船』も素晴らしかったですが、本作も見事に演じ切っていました。

壇俊光弁護士役の三浦貴大も好演。
最近少し貫禄が付いてきて(体型的に)、父親の三浦友和にどこか似て来た感。

そして、主任弁護士役の吹越満さん。
こんなカッコいい吹越さんは久々かもしれない。ある意味、必見!

リチャード・ジュエル

実話を元にした冤罪事件、無罪を勝ち取るために奔走する弁護士、マスコミによる報道問題…と言えば、『リチャード・ジュエル』を思い出す人もいるかもしれません。アプローチは異なりますが、題材的に似た部分があります。

1996年にアトランタオリンピックで発生した爆破テロ事件の容疑者として、不当に逮捕された警備員リチャード・ジュエルとその弁護士の闘いを描くクリント・イーストウッド監督の傑作ドラマ。

『Winny』の金子勇氏もリチャードも、冤罪事件に巻き込まれてとてつもない精神的苦痛を味わったんでしょうね・・・

なお、『リチャード・ジュエル』は、主演のおデブ俳優ポール・ウォルター・ハウザーがめちゃくちゃ可愛いので激推しの作品です!

というか、ここ数年のおデブ映画の中でもイチオシ作品なので、無理やり繋げたって感じですが(笑)

猿時さんの大きなお腹に釘付け

Winny弁護団長の桂充弘役を演じる皆川猿時さんが素敵。

他の作品でもたまにやるんですが、本作でも大きなお腹を見せつけるようにふんぞり返って座るんですよ。見せつけてくるんですよ。

お腹にしか視線がいかなくて物語に集中できません。

シネちゃぶ
ステキなお腹!


本作は重めの内容で緊張感の続く作品ですが、猿時さんがお得意のコメディリリーフ的な役柄でホッと和ませてくれます。良いキャラですよね。ほんと、素敵な俳優さんです。

ちなみに、本作のポスターど真ん中に猿時さんがいますが、主役ではありません。

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