ABOUT THE MOVIE
邦題:犯罪都市 THE ROUNDUP(2022)
原題:범죄도시2(犯罪都市2)/the roundup
製作国:韓国
監督:イ・サンヨン
上映時間:106分。
出演:マ・ドンソク、ソン・ソック、チェ・グィファ
あらすじ
怪物刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)が所属する衿川(クムチョン)署の強行犯係は、ベトナムへ逃亡した容疑者を引き取りに行く任務を与えられる。怪物刑事マ・ソクトとチョン・イルマン(チェ・グィファ)班長は、現地の容疑者から怪しい気配を感じ、秘密裏に異国での捜査を開始した。すると、背後に残忍な凶悪犯罪を繰り返すカン・ヘサン(ソン・ソック)が存在することを知る。マ・ソクトと衿川署の強力班は、韓国とベトナムを行き来しながら歴代級の犯罪を引き起こすカン・ヘサンを本格的に追い始めるが…。
マブリー無双再び!
楽しみにしていた『犯罪都市 THE ROUNDUP」を観ました。我らがマブリーことマ・ドンソク兄貴の新作ですから取り上げないわけにはいきません。前評判は聞いていましたが、めちゃくちゃ面白かったです!
邦題に「2」が付いてないですし、予告編でも続編をうたっていないので知らずに観る方もいるかもしれませんが、本作は2018年に大ヒットした『犯罪都市』(原題:범죄도시/THE OUTLAWS)の続編です。前作同様、マブリーが演じる怪物刑事マ・ソクトが極悪非道な悪党を拳一つでぶちのめす痛快アクション映画でした。
本作では舞台が広がり、前半はベトナム、後半は本場韓国での大追跡劇が展開します。カーチェイスも用意されており迫力満点!
今回の悪役はカン・ヘサンという凶悪犯罪者なのですが、強烈な印象を残した前作のチャン・チェンに並ぶほどのアブナイ奴。次々と凶悪犯罪を犯してマ・ソクト刑事を悩ませるカン。演じるソン・ソックの熱演もあり、巨漢兄貴と渡り合うのに相応しい悪党ぶりを見せてくれます。これほどの悪党なら、相手にとって不足なし。
と言いつつ、今回のマブリーはクライマックスまでほぼ無傷という無敵な強さを発揮するんですけどね(笑)
最強の巨漢ヒーロー:マ・ソクト
本作は痛快なことこの上ないです。みんなが本シリーズに求めるのは、巨漢マブリー無双。今回もしっかりと満足させてくれます。ぶっとい腕のマ・ソクト刑事が悪党どもを一発KOする爽快感!肋骨がバッキバキに折れるんじゃないかというほどの強烈ボディブロー炸裂!極悪非道な最狂野郎でも関係ない。奴を怒らせたら、一貫の終わり。半殺し必至。
音が重い!
巨体から繰り出されるあんな重そうな強烈パンチを打ち込まれたら、ひとたまりもありません。ここまで強いと安心感が物凄くて、兄貴が犯人にやられるんじゃないかっていうハラハラ感は微塵もありません。本作にそんなのは必要ありません。最強兄貴が悪党を問答無用にぶっ飛ばす。それだけでいいのです。
人って拳ひとつであんなにぶっ飛ぶんだ…みたいな。
それでOK。
そしてですね・・・
ポイント
マブリーが一回りデカくなってる!
太い!!
可愛い!!!
マ・ソクト刑事が前作に比べて、明らかにデカくなっていました。可愛すぎます。もう筋肉ダルマです。真ん丸な筋肉デブなので、もちろん動きにキレはありません。体がムキムキに引き締まった悪党との追い掛けっこは子分に任せます。
しかし、彼と対峙した悪党は容赦なくぶっ飛ばされ、ラスボスであろうが華麗に宙を舞うことになります。拳ひとつで強引に全て解決しちゃう正義の味方。最高すぎですね。時折見せる笑顔が素敵で愛嬌もたっぷり。こんな史上最強のキャラクターを作ってくれて製作スタッフやマブリーにありがとうと言いたいです。
ありがとう。
『犯罪都市3』
正義のヒーローマブリーvs極悪ヴィランのストーリーはまだまだ続きます。
既に3作目(原題:범죄도시3/The Roundup : No Way Out)の撮影が終了しており、監督は2作目と同様にイ・サンヨンがメガホンを取っています。我らが正義の巨漢ヒーローであるマ・ソクト刑事は、広域捜査課に異動して新しいチームで悪党どもをぶっ飛ばすことになるようです。メインヴィランにイ・ジュンヒョク、日本からは青木崇高が悪役として出演。
悪党が震え上がる「真実の部屋」も本シリーズの名物として出してほしいですね。痛快無比なマブリー無双が今から楽しみです。
というわけで、『犯罪都市 THE ROUNDUP』は、更にデカくなったマブリーの無敵っぷりが楽しめる満足度の高い痛快なアクション映画でした。
注意
前作同様に激しい暴力描写とエグいシーンがありますので、そこだけは注意です。