ABOUT THE MOVIE
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★★★☆☆】
美しい歌声をもち、人間の世界に憧れている人魚アリエル。掟によって禁じられているにも関わらず、ある日彼女は人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいというアリエルの思いは、もはや抑えきれなくなる。そんな彼女に海の魔女アースラが近づき、恐ろしい取引を申し出る。それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった…。
公式サイト
アリエルのパパさんトリトン王
「リトル・マーメイド」
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) June 13, 2023
物語はアニメ版にほぼ忠実。イメージの違うアリエル(髪の色や表情とかも)、姉妹、🐟などが批判されているのも分かるけど、見事な歌唱力や海の美しさに夢中になったし、好き。キャラのバックボーンが語られるので、物語に厚みが出ているのも良き。
トリトン王が可愛いぞ🔱 pic.twitter.com/6d9UDF9s1T
ディズニーの名作アニメーション映画『リトル・マーメイド』をロブ・マーシャル監督が実写化。
ロブ・マーシャル監督と言えば、『イントゥ・ザ・ウッズ』ですかね。
えっ?『シカゴ』?
いやいや、我らがジェームズ・コーデンが主役級の立ち位置にいる『イントゥ・ザ・ウッズ』ですよ。
シンデレラやラプンツェルやらが出て来るディズニー製作のミュージカルですよ。
「イントゥ・ザ・ウッズ」
— シネちゃぶ(@cinechub_loaf) August 21, 2018
超豪華キャストのミュージカル。魔女の呪いで子供が授からないパン屋夫婦を中心にした物語なので、実質ジェームズ・コーデンが主役とも言える立ち位置。ディズニーらしからぬ展開や破綻した脚本で酷評されているが、コーデンを楽しむ分には問題なし。素晴らしい歌声も披露♫ pic.twitter.com/hVnKMV9plK
というのは置いといて、
『リトル・マーメイド』は、同名の名作ディズニーアニメ(1989)を実写映画化したものになります。
公開前から何かと騒がれていた作品。
アリエルがイメージと違う!
ポリコレ意識しすぎ!!
フランダーがもろに魚!!!
などなど、確かにアニメ版のイメージとかけ離れている部分もなくはないですが、個人的にはさほど気にはならなかったですし、素晴らしい楽曲、美しい映像に魅せられて楽しかったです。
そして、何よりも心を掴まされるキャラクターがいました。
アリエルのパパさんことトリトン王🔱
アリエルを演じるハリー・ベイリーの見事な歌唱力もさる事ながら、やはり心を鷲掴みされたのは、
トリトン王のセクシーっぷり!
ですよ。
海の王国アトランティカを治めるイケオジな王様!
娘アリエルを溺愛するパパさん!
トライデントという矛を持つ強大なパワーの持ち主!
であるトリトン様ですよ。
彼は地上の人間と関わる事を禁じていますが、地上に憧れるわがまま娘のアリエルに悩まされる日々。愛する娘のためにキツく叱るものの、ちょっと言い過ぎたと悩んだりするトリトンパパさん。
アニメ版のトリトン王も可愛かったので期待していたのですが、期待通りでした。
素晴らしい。
海のトリトン(手塚治虫の同名漫画がありましたね)を演じるハビエル・バルデムは、『ノーカントリー』でアカデミー助演男優賞を受賞したスペインを代表する名優であり、ペネロペ・クルスの旦那さん。
デブってわけではないのですが、大柄ですし、中年男優の中ではイケオジ代表なのは間違いなくて、数々の作品でセクシーっぷりを振りまいています。
最近では、『シング・フォー・ミー、ライル』で歌って踊っていたのが印象的でした。
ハビエルの次回作は、大ヒットしたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『DUNE /デューン 砂の惑星」の続編です。前作同様、フレメンのリーダーであるスティルガー役に続投。日本は2024年公開予定。
というわけで、何かと批判されている実写版『リトル・マーメイド』ですが、素晴らしい歌、見事な海の映像、セクシー爆発なトリトン王、ヴィランなアースラ様(メリッサ・マッカーシーやりたい放題!)など見所満載の楽しい仕上がりだったと思います。