★★★★☆ おデブ俳優 映画

戦地にビールを届けた無鉄砲男とビール腹カメラマン

※アフィリエイト広告を利用しています。

史上最高のカンパイ アイキャッチ画像

出典:Apple TV+

ABOUT THE MOVIE

邦題:史上最高のカンパイ!~戦地にビールを届けた男~(2022)
原題:The Greatest Beer Run Ever
製作国:アメリカ
監督:ピーター・ファレリー
脚本:ピーター・ファレリー、ブライアン・カリー、ピート・ジョーンズ
出演:ザック・エフロン、ラッセル・クロウ、ビル・マーレー、ジェイク・ピッキング、カイル・アレン、ウィル・ロップ、アーチー・ルノー他
配信:Apple TV+

あらすじ

ベトナム戦争へ赴いた地元の仲間を支援したいと考えたチッキー(ザック・エフロン)は、戦地へアメリカのビールを届けるという大胆な計画を実行する。善意から始まったその旅は、チッキーの生き方も人生観も変えるのだった。これは実話に基づく物語だ。

ビールを戦地に届けた無鉄砲男の実話

Apple TV+で視聴。

監督は『グリーンブック』でアカデミー作品賞&脚本賞を受賞したピーター・ファレリー。『メリーに首ったけ』や『ジム・キャリーはMr.ダマー』などコメディ作品に強い印象がいまだにあるんだけど、前作同様、味わい深い作品を送り出して来ました。

ベトナム戦争に赴いた友人たちを支援するため、「あいつらにビールを届ければ喜んでもらえるはず!」と無謀にも大量のビールを抱えて戦場に乗り込んじゃった男の話。死体が積み重なる激戦地をチェックのシャツの男が走り回るシュールな絵が面白い。戦地で出会った友人にビールを渡すと、「なんでお前がココにいるんだ!バカなのか!」という当たり前の反応を何度も受けつつ、笑顔でビールを渡すチッキー。なんだかんだ、喜ぶ兵士たち。

シネちゃぶ
ビールって幸せ成分が入ってると思う。


そもそも、従軍していない一般人が戦地を回るなんてことをできるはずがないんですが、色々勘違いされた結果、意外とスムーズに目的地に行けてしまう。これが実話というのがホントに凄い。こんなおバカな行動が実現してしまったなんて驚き。

本作は戦地にビールを届けるというおバカな行動に出た男を面白おかしく描きつつも、戦争の悲惨さ、報道関連の問題などにも言及する見応えのある作品になっていました。さすが、ピーター・ファレリー監督。

ビール腹カメラマンとの出会い

戦争においては、国民に報道される事が必ずしも真実とは限らない。嘘の報道がされることも往々にしてある。そんな状況に戸惑うチッキーが出会うのが、戦地の真実を伝える為に命懸けで奔走する戦場カメラマンたち。

カメラマンのひとり、アーサー・コーツ役ラッセル・クロウが好演しています。ポスターなどを見るとザック・エフロンとラッセル・クロウがタッグを組んで戦場を駆け抜ける映画のように見えますが、ラッセルの出番はかなり後半になってから。

チッキーがビールを配りにベトナムに行った先の居酒屋で一度コーツに出会います。そこからチッキーの壮絶なビール配りが始まるんですが、目的を果たしてもう一度居酒屋に戻ってから、コーツと共に行動に出ます。

なので、そこまで出番はないのですが、印象的な役柄だったと思います。

銃弾飛び交う中、重そうな体でカメラを構えて走り回るラッセルがカッコいい!可愛い!ラッセルがデカいから、ザックが彼を盾にしてるみたいに見えた(笑)

日本では『ソー/ラブ&サンダー』のぽっちゃりゼウス役が記憶に新しいところですが、本作は渋みのある戦場カメラマン役。若くておバカな行動に出たチッキーの勢いと真摯な行動力に影響を受けて、戦地を共に行動します。

最近、どんどん太ましく可愛くなって来てるラッセルですが、本作では出っ腹を隠しつつ(隠せてなかったですが)戦地を走り回っていました。

シネちゃぶ
ビール腹カメラマン戦場を駆け抜ける!


あんな重そうな体でよく今までサバイバルできてたな(笑)


Inside Lookの太ラッセル可愛いぞ!

ラッセル・クロウの新作

本作『史上最高のカンパイ!』より先に各国でリリースされたラッセル・クロウの新作『Prizefighter:The Life of Jem Belcher』がめちゃ楽しみなのですが、日本ではまだ未定のまま。イギリスのボクサーの伝記映画で、レイ・ウィンストンも出演している注目作です。早く見たい!


愛しのラッセル・クロウについては、下記で愛を語り続けています。随時更新中。

-★★★★☆, おデブ俳優, 映画
-