ABOUT THE MOVIE
邦題:RRR(2022)
原題:RRR (Rise Roar Revolt)
製作国:インド
監督・脚本:S・S・ラージャマウリ
出演:N・T・ラーマ・ラオ・Jr.、ラーム・チャラン、レイ・スティーブンソン、アリソン・ドゥーディ
あらすじ
舞台は1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。大義のため英国政府の警察となるラーマ。熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。彼らが選ぶのは、友情か?使命か?
公式サイト
舞台挨拶
話題のインド映画『RRR』を観てきました。
今回は舞台挨拶付き!
S・S・ラージャマウリ監督
N・T・ラーマ・ラオ・Jr.
ラーム・チャラン
の3人が上映終了後に登壇!
舞台挨拶付きは昔はよく行ってましたが、最近はご無沙汰だったので、もう大興奮!3人とも最高に素敵でしたし、最高に可愛かったです!
こんな素敵な映画を作ってくれて感謝しかないです。
ありがとうございました。
超パワフルなスーパーインド映画
『RRR』は期待通りの、いや期待を遥かに超える怒涛のスーパーアクションが炸裂する凄い映画でした。その凄さは言葉にできない。もうとにかく観て欲しいとしか言えない。同じ監督作のあの大傑作『バーフバリ』に並ぶどころか、本作の方が一般受けする単純明快な内容で観やすいと思いました。
好き放題やりたい放題やるのもいいですが、ここまで行くとトンデモを通り越して芸術的とさえ思える出来。分かりやすい勧善懲悪なストーリー、スローモーションを多用するアクションの見せ方、音楽の使い方など、全てS・S・ラージャマウリ監督の意図した作りなっているように思えました。監督がやりたい事を全てぶち込んでエンタメに全振りした血が滾るような3時間!
とにかく全てのシーンがパワフル。全てのシーンが絵になる。監督らしいスローモーション連発でバシッとキメてくる構図、観た事のない超絶アクション、キレッキレのダンス!エンタメの全てが詰め込まれた大傑作!
あまりに凄すぎて、
「俺は一体何を見させられてるんだ!」
ってもうわけわかんない興奮と感動で感情めちゃくちゃにされちゃう至高の映画体験でした。
イケオジ俳優レイ・スティーヴンソン
「RRR」のラスボスのスコットは、「ソー」のヴォルスタッグや「ヴァイキング 海の覇者たち」のイケメン俳優レイ・スティーヴンソン♡ pic.twitter.com/AiXEPtrWry
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) October 23, 2022
本作は英国植民地時代のインドが舞台なので、徹底的に英国が悪!みたいな描かれ方をされています。今回のヒロインでもある白人女性のジェニー(もう少し出番を増やしてほしかった)のように素敵な人も登場しますけどね。
そんな極悪英国人の中でも注目なのが、ラスボスである英国領インド帝国総督スコット。演じるレイ・スティーヴンソンは、イケオジ代表と呼んでもいいほどのイイ男なのですが、本作でも嬉々としてイケ熊っぷりを、いや悪役っぷりを披露しています。
スコットは同情の余地もないほど極悪非道な奴なのですが、それに輪をかけて妻のキャサリンも超残忍。極悪夫婦。当然、クライマックスではビームとラーマに盛大にぶっ飛ばされるのですが、どんな結末を迎えるかはお楽しみという事で。
「銃弾一発の価値はインド人の命より尊い」というセリフも印象的でした。
やはり悪役(ヴィラン)が映えると、映画自体の格も上がるというもの。本作は全編息つく暇もないほど怒涛の展開で面白すぎるのですが、レイ様がいるので面白さ倍増なのであります。
レイ・スティーヴンソンは、『マイティ・ソー』シリーズでアスガルドの戦士であるウォリアーズ・スリーのひとりヴォルスタッグ役の人。古くは『パニッシャー:ウォー・ゾーン』のパニッシャー役でもあり、なにげにマーベル作品に2本出演しているということになりますね。
その他、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』や『Black Sails/ブラック・セイルズ(シーズン3、4)』『ヴァイキング 〜海の覇者たち〜(シーズン6)』や『アクシデントマン』シリーズなどがあります。
熊さんみたいに可愛くなって来たのは、『マイティ・ソー』(2011)あたりからでしょうか。最近は渋さに磨きがかかってイケオジ化が加速しています。
今後も推していきたい俳優さんです。