2023年劇場鑑賞 ★★☆☆☆ 映画

『大いなる自由』迫害に負けず、ひたすら信念(愛)を貫き通す男

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『大いなる自由』アイキャッチ画像

出典:IMDb

ABOUT THE MOVIE

邦題:大いなる自由(2021)
原題:Grosse Freiheit/Great Freedom
製作国:オーストリア、ドイツ
監督:セバスティアン・マイゼ
出演:フランツ・ロゴフスキ、ゲオルク・フリードリヒ、アントン・フォン・ルケ、トーマス・プレン
上映時間:116分

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シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★★☆☆☆】

第二次世界大戦後のドイツ、男性同性愛を禁じた刑法175条の下、ハンスは自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される。同房の服役囚ヴィクトールは「175条違反者」である彼を嫌悪し遠ざけようとするが、腕に彫られた番号から、ハンスがナチスの強制収容所から直接刑務所に送られたことを知る。己を曲げず何度も懲罰房に入れられる「頑固者」ハンスと、長期の服役によって刑務所内での振る舞いを熟知しているヴィクトール。反発から始まった二人の関係は、長い年月を経て互いを尊重する絆へと変わっていく 。

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愛を貫く同性愛者

オンライン試写会で視聴。

第二次世界大戦後のドイツが舞台。男性同性愛を禁じた刑法175条で何度も逮捕されているハンスは、刑務所で服役囚ヴィクトールに出会います。

ヴィクトールは最初、ゲイであるハンスを変態呼ばわりして嫌悪するが、長い長い年月を経ることで互いに絆が生まれていきます。二人の関係性がとても繊細に美しく描かれていて胸が熱くなる感動作でした。

本作の面白さは、長きに渡るハンスとヴィクトールの関係を3つの時代に分けて描写している事。時系列を前後させて描いているので少々複雑なのですが、二人の関係を描く上で上手く機能していたと思います。

ハンスは、ゲイとして迫害されながらも、自分の信念(愛)を貫き通そうとします。

本作は同性愛云々というよりも、純粋に人を愛するという普遍的で当たり前のことが描かれています。

それがいい。

当事者だからとか関係なく、本作で描かれる二人の強い絆に深く感動しました。良作です。

おデブはいる?

刑務所内にチラホラいますが、その程度。

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