『フェイク』天才芸術家vs熱血熊さん刑事

※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。

予告編＆あらすじ

【シネちゃぶ度：★★★★★】

才能はあるが売れない芸術家のサニーは、完璧な偽造紙幣を作り、一か八かの勝負で偽札ビジネスの世界に飛び込む。その頃、熱血漢で型破りな刑事のマイケルは、偽札の脅威を国から一掃しようとしていた。このスリリングな戦いにおいて、どちらも負けは許されない！

公式サイト

インド産！偽札ドラマの傑作

「フェイク」
天才的な絵の技術で偽札ビジネスに飛び込んだサニーvs熱血太め刑事マイケル。テンポよく進むスリリングな駆け引きに目が離せないハラハラドキドキのインド製ドラマ。家庭問題でも悩む刑事ヴィジャイ・セードゥパティがめちゃ熊さん🐻で可愛い♡インドだけにおデブが一杯！ナマステ合掌！ pic.twitter.com/T6deGxXvZC

— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) April 6, 2023

Amazonプライム・ビデオで視聴。

インド産の通貨偽造ビジネスを巡るクライムサスペンスドラマ。天才的な画力で偽札を作るイケメン男 vs インドに蔓延る偽札ビジネス撲滅に奔走する太め刑事。

実際にインドでは偽札問題が横行しているそうで、そんなリアルな現実に即したストーリーがスリリングに展開します。

なお、歌と踊りはありません。

圧倒的な天才技術で紙幣を完璧に偽造しちゃうサニー。CCFART （通貨偽造詐欺分析調査チーム）を設立して偽札犯罪を追うマイケル熊さん。偽札を検知する機械ダンラクシャクすらすり抜ける技術を持つ組織犯罪に警察はどう動くのか。

CCFARTの「FART」ってオナラの意味なので、ドラマ内でツッコミが入ったりします（笑）

マイケルが長年追い続けている偽札ビジネスの中心人物＝宿敵マンスールとサニーが手を組むことで、物語は更に面白くなっていきます。

後半は急展開。
事態は最悪な方向に！

果たして、偽札ビジネスにどっぷりハマったサニーの運命は。そして、マイケル熊さんは犯人を捕まえることができるのか＆妻と息子の信頼を取り戻す事ができるのか。

シネちゃぶ

目が離せない！！

シーズン1は、主人公サニーが家族の為に悪の道に手を染めて泥沼にハマっていく展開。『ブレイキング・バッド』に似ていますが、シーズン2ではどんな展開が待ち受けるんでしょうか。マイケルのその後も気になります。

シーズン2は作られるはず！

楽しみに待ちたいと思います。

熊さんマイケルの人物像がステキ

マイケルはいわゆる熱血刑事ですが、仕事で家族を蔑ろにして夫婦仲に亀裂が走っている髭熊パパさん。妻の信頼を得ようとしても上手くいかず、息子を喜ばそうにも空回り。

後半になるにつれて、有能な刑事としての側面と家族を大事にしたいパパさんな側面を交互に見せてくれてたまりません。

可愛いし、応援したくなります。

シネちゃぶ

クマさん！！

刑事マイケルを演じるのは、ヴィジャイ・セードゥパティ。

『’96』『マスター 先生が来る！』などなどインドを代表するスターの一人です。

そのクマさんみたいなお髭とガタイの良さにシネちゃぶ的注目度が高まっている俳優さんです。

インド映画やドラマは太めオヤジが良く出てきてパラダイスなのですが、スター俳優でもおデブさんがいます。インドは、モーハンラールやアジット・クマールなどなど熊さん俳優が堂々と主役を張れる国なのです。素晴らしい。

モーハンラール様なんて、映画の冒頭で「“完璧俳優”モーハンラール」と名前がドドンと出てくるんですから、スーパースターぶりがよく分かります。

そんな熊さん俳優の一人としてあげられるヴィジャイさんの新作ドラマが、この『フェイク』です。

なんか、マイケルは体が重そうなので、犯人を走って追い掛けるとか、そういうのは得意ではなさそう。おデブな刑事が主人公の作品はたまにありますが、基本的に自分では犯人を追い掛けずに部下にやらせる場面が多いですね。

太ってるから、すぐにバテちゃう。

ぜーぜー言いながら犯人を追い掛ける姿も可愛いですけど（笑）

インドが舞台だけに他にもおデブさんが出て来ますが、中でもガーロット財務大臣（ザキール・フサイン）が可愛い。インド映画でよく見るタイプというか、大臣とか上司とかお堅いパパさん役で見かける顔ですな。

好き。