2023年劇場鑑賞 ★★☆☆☆ 映画

『ファミリア』 陶器職人vs半グレ集団

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『ファミリア』 アイキャッチ画像

ABOUT THE MOVIE

ファミリア(2023)
製作国:日本
監督:成島出
出演:役所広司、吉沢亮、MIYAVI、佐藤浩市、松重豊
上映時間:121分

公式サイト

シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★★☆☆☆】

山里でひとり孤独に暮らす陶器職人・神谷誠治のもとに、一流企業のプラントエンジニアとしてアルジェリアに赴任中の息子・学が婚約者ナディアを連れてやって来る。学は結婚を機に退職して焼き物を継ぎたいと話すが、誠治は反対する。一方、隣町の団地に住む在日ブラジル人の青年マルコスは、半グレ集団に追われていたところを助けてくれた誠治に亡き父の姿を重ね、焼き物の仕事に興味を持つように。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアを悲劇が襲う。

公式サイト

バイオレンス要素多め

『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』などの成島出監督作。

成島監督作の中では、「ちょっと今から仕事やめてくる」が好きかな。

役所広司演じる陶器職人の男が在日ブラジル青年らと強い絆で結ばれていくヒューマンドラマ。観ていて端折ってる感があったので原作があるのかと思いきや、オリジナル脚本でした。唐突にアルジェリアで事件が発生するなど、場面が飛ぶ展開に少し戸惑ったかも。

役所広司&吉沢亮親子とブラジル人青年らの交流と感動的な家族愛を描いた作品だと勝手に思っていたのですが、全然違いました。ちょっとクリント・イーストウッド監督のあの名作を思い出すような展開。

で、意外と社会派かつバイオレンスシーンの多い作品でした。半グレ集団に苦しむブラジル青年の描写が辛いし重い。中盤以降、なかなか衝撃的な展開の連続!

多くの悲しみを乗り越えて結ばれる国籍の違う者同士の絆には素直に感動しましたし、全体を通して悪くはないとは思います。

ただ、語りたいテーマが分散している感があり、陶器職人と在日ブラジル青年とのやり取りと移民問題、誠治と息子の関係、MIYAVIを中心にした半グレ連中、中盤の大事件など、それぞれをもう少し丁寧に描いて欲しかったという印象。

テーマを盛り込みすぎてる感がありました。

役所広司はやはり上手いですね。どんな映画に出てもその存在感で作品に重厚感を与えられる人。やはり名優。

おデブはいる?

おデブは取り上げるほどではないですが、誠治と学がブラジル人に食事に招かれた場所で可愛いデブちゃんが一人いました。

以上(笑)

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