ABOUT THE MOVIE
邦題:エコー(2024)
原題:ECHO
製作国:アメリカ
監督:シドニー・フリーランド、カトリオナ・マッケンジー
出演:アラクア・コックス、ヴィンセント・ドノフリオ、チャスク・スペンサー、タントゥー・カーディナル、コディ・ライトニング、グラハム・グリーン
配信:Disney+
話数:全5話(シーズン1)
上映時間:各35~50分
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★★★★☆】
アベンジャーズのメンバーに父を殺された、耳の聞こえない少女マヤ。
公式サイト
彼女を育てたのはNYの犯罪王だった。
彼の元でマヤは父の復讐を誓いながら、裏社会でマフィアのリーダーへと成長していく。
自身の過去に葛藤しながらも、暴力とともに裏社会で生きるエコーことマヤの姿を描いたハード・クライムアクション
注目ポイント
⚫︎ 巨漢ヴィランのキングピンことヴィンセント・ドノフリオ
⚫︎ マヤの友人ビスケッツが意外と活躍
マヤとキングピンの物語
「エコー」
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) January 13, 2024
NYの巨漢犯罪王キングピンと彼に育てられた聴覚障害のマヤの“親子関係”が興味深い。自らのルーツを探って敵に立ち向かえ!的な少しファンタジーなお話。ちょっと何これ感あるけど、ドノフリオの安心安定の重量感に圧倒され、マヤのおデブな友人ビスケッツに笑わせられたのでOK。全5話。 pic.twitter.com/oyPDFgTHYQ
MCUドラマ『エコー』が2024年1月10日からディズニープラスで配信開始となりました。
『ホークアイ』で初登場したマヤ・ロペス(アラクア・コックス)を主人公にしたドラマになります。
彼女は母親を交通事故で亡くし、父親をクリント(ホークアイ)に殺され、NYを牛耳る巨漢犯罪王キングピン/ウィルソン・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)に育てられた壮絶な過去を持っています。
事前に『ホークアイ』を観ておいた方が良いかといえば、必須ではないです。エピソード1で『ホークアイ』第6話に繋がるシーンがあるのですが、まぁ観てなくても何とかなります。
第1話の前半は、いきなりホークアイ、デアデビルを登場させるというサービス精神旺盛な内容で燃えるのですが、この二人はそれ以降は出てきません。あくまでマヤとキングピンの話ということですね。
マヤは先祖チョクトー一族の末裔という設定で、そのルーツを探ることになります。意外だったのは、ちょっとファンタジーが入ってるところ。
このドラマはリアル路線でいくとばかり思っていましたが、これまでのMCUヒーローとはひと味違うキャラ設定で興味深かったです。
で、肝心のキングピンですが、第1話のあと、第4話までほとんど出てきません。
キングピンが見てーのに!!
って残念がる必要はナッシング。
代わりに(?)、マヤのいとこであるビスケッツというナイスなおデブキャラが出て来るのです。
「エコー」第2話、まさかのおデブなビスケッツが大活躍する回だった! pic.twitter.com/ZmD0f5trkP
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) January 13, 2024
特に第2話で大活躍!!
マヤがキングピンの部下に復讐(宣戦布告)するド派手なアクションシーンがあるのですが、ここでビスケッツがマヤをサポートすべく頑張ります。
ビスケッツの愛犬ビリー・ジャックも可愛いです。
そして、第4話から本格的にキングピン登場!!
なんか、最先端技術を使った手話でマヤと会話するシーンが面白かったです。それまで通訳を利用していたのに、いきなりどうしたみたいな(笑)
そんなデブ犯罪王もマヤには甘く、娘のように可愛がってるわけですよ。
マヤ的には複雑な心境。
そんな彼女の心の葛藤をもっとディープに描いて欲しかったのですが、いかんせん、話数が少ない!
全5話なのでお手軽にサクっと見れちゃいますが、もう少しストーリーやキャラクターを掘り下げても良かった気がします。
若干、物足りない感はあるものの、キングピンとビスケッツを楽しめるので、良しとします。
あと、マヤの祖父スカリー役のグラハム・グリーンが良い味出しています。『ダンス・ウィズ・ウルブズ』でアカデミー助演男優賞にノミネートされたベテラン太め俳優ですな。
今後、シーズン2があるのか、マヤがMCUにどう絡んで来るのか分かりませんが、キングピンについては『Daredevil: Born Again』(2024)に登場することが決定しています。
楽しみ!
キングピン
ヴィンセント・ドノフリオは、「フルメタル・ジャケット」の微笑みデブで有名だけど、「デアデビル」「ホークアイ」「エコー」のキングピン(ウィルソン・フィスク)役で完全にハマり役を得た感じ。とにかく存在感が凄すぎる!
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) January 13, 2024
次回作は「デアデビル:ボーン・アゲイン」! pic.twitter.com/xOsGm8gx9y
ドノフリオ・キングピン
『デアデビル』(2015-2018)
『ホークアイ』(2021)
『エコー』(2024)
『Daredevil: Born Again』(2024)
キングピンは、マーベルヴィランの中でも屈指の人気を誇るキャラクターで、その超巨体を活かした重量級パワーでヒーローたちを圧倒してきました。
見た目的には、白いスーツを着て杖をついたスキンヘッドの巨漢というイメージ。
マーベル映画としては、ベン・アフレック版『デアデビル』(2003)のヴィラン(マイケル・クラーク・ダンカン)が有名ですな。『デアデビル』のキングピンよりも原作寄りのイメージでしょうか。
「デアデビル」で巨漢キングピンを演じたマイケル・クラーク・ダンカンとヴィンセント・ドノフリオ。マーベル史上最高にステキでカッコいいヴィラン♡ pic.twitter.com/7GxprZrhIo
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) December 24, 2020
傑作アニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)のヴィランとしても登場しています。
「スパイダーマン:スパイダーバース」は何もかもが最高なんだけど、特に宿命の対決スパイダーマンvsキングピンがついにスクリーンで観られる上に、期待値を上回る圧倒的な超絶アクションで魅せてくれて胸熱すぎて泣きそうになった。最高!! pic.twitter.com/L4K94B32zu
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) March 2, 2019
『デアデビル』(2015〜2018)
キングピンがMCUに初登場。
以後、ヴィンセント・ドノフリオがキングピンを演じています。NYを牛耳る犯罪王でありながら、自分で朝食を作ったりヴァネッサに一目惚れするウィルソン・フィスクさんが可愛いのです。
ドノフリオは、カメレオン俳優と呼ばれるほど様々な役を演じていて、一見して彼と気付かないような役柄を演じることが多いです。
『メン・イン・ブラック』とか『ザ・セル』とか。
彼が一躍注目されたのは、スタンリー・キューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』のレナード・ローレンス二等兵役ですけどね。
で、『デアデビル』は個人的にシーズン3が超絶大傑作だと思っていて、圧倒的な存在感を放つドノフリオの演技に釘付けなのです。
マジで必見であります!
『ホークアイ』(2021)
ホークアイを主人公にしたMCUドラマにキングピンがまさかの登場!
ケイト・ビショップとガチバトルします。
エコーも登場し、ドラマ版に繋がる重要なシーンが描かれています。
ビスケッツ
ビスケッツはマヤのいとこです。
愛犬ビリー・ジャックを連れた毛深い太めの男で、マヤのサポートをします。マヤの祖母チュラには頭が上がらないようで、祖母の車のボンネットを壊してしまい、それがチュラに見たかってしまったシーンの彼の表情が可愛いです。
癒される!!
演じるコディ・ライトニングは、1986年8月8日生まれのおデブ俳優。
本作で注目されて、メジャー作品にオファーされるといいんですけどね。
注目したいと思います。