2023年劇場鑑賞 ★★☆☆☆ 映画

『コンクリート・ユートピア』極限状況下の人間を描く社会派スリラー

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『コンクリート・ユートピア』アイキャッチ画像

出典:YouTube

ABOUT THE MOVIE

邦題:コンクリート・ユートピア(2023)
原題:Concrete Utopia
製作国:韓国
監督:オム・テファ
出演:イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨン、キム・ソニョン、パク・ジフ
上映時間:130分

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シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★★☆☆☆】

世界各地で起こった地盤隆起による大災害で一瞬にして壊滅したソウル。

唯一崩落を逃れたファングンアパートには、居住者以外の生存者たちが押し寄せていた。救助隊が現れる気配は一向になく、街中であらゆる犯罪が横行し、マンション内でも不法侵入や殺傷、放火が起こりはじめる。危機感を抱いた住人たちは、生きるために主導者を決め、住人以外を遮断しマンション内を統制することに。臨時代表となったのは、902号室のヨンタク。職業不明で頼りなかったその男は、危険を顧みず放火された一室の消火にあたった姿勢を買われたのだった。

安全で平和な“ユートピア”になるにつれ、権勢を振るうヨンタクの狂気が浮かび上がる。そんなヨンタクに防衛隊長として指名されたのは、602号室のミンソン(パク・ソジュン)だ。妻のミョンファ(パク・ボヨン)はヨンタクに心服するミンソンに不安を覚え、閉鎖的で異様な環境に安堵しながら暮らす住民たちを傍目でみながら生活をしていた。

生存危機が続くなか、ヨンタクの支配力が強まったとき、予期せぬ争いが生じる。そこで目にしたのは、その男の本当の姿だった………。

公式サイト

イ・ビョンホンの圧倒的演技に釘付け

オンライン試写会にて鑑賞。

未曾有の大災害により韓国全土が壊滅。運良く被害を免れたマンションの住人が、極限状況下でサバイバルするサスペンススリラー。

韓国って、この手の作品多いですが、しっかりと社会派映画としてテーマを落とし込んでくるのが凄いところ。

このような極限状況に陥った場合、人間が取る行動はおそらくこうなるであろうという事が説得力のある描写で見せつけてきます。

このような状況では組織的に危機を乗り越えるためにシステムを作り、リーダーを立てる必要がある。明確なルールを決め、それを遵守しなければならない。

そんな組織が立ち上がれば、彼ら(マンションの住人)以外は部外者=ゴキブリという扱いとなる。

ゴキブリは排除すべき存在。

対立が生まれるという図式。

なかなか良くできた脚本で、リーダーとなるイ・ビョンホンの強烈な演技で見応えたっぷりな仕上がりになっています。

最後のセリフが本作の全てを表しているようで最高。良作。

おデブはいる?

おデブはいません。


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