ABOUT THE MOVIE
邦題:ジュリア(s)(2023)
原題:Le tourbillon de la vie/Julia(S)
製作国:フランス
監督:オリバー・トレイナー
出演:ルー・ドゥ・ラージュ、ラファエル・ペルソナ、イザベル・カレ、グレゴリー・ガドゥボワ、エステール・ガレル、セバスチャン・プードル、ドゥニ・ポダリデス、マルクス・グレイザー
上映時間:120分
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★★★☆☆】
2052 年パリ。80 歳の誕⽣⽇を迎えたジュリアはこれまでの充実した⼈⽣に満⾜しつつも、過去を振り返り⾃分が過ごしていたかもしれない別の⼈⽣に想いを馳せていた。
ピアニストを⽬指していた17 歳の秋。ベルリンの壁崩壊を知り友⼈たちとベルリンへ向かった⽇、もしバスに乗り遅れなかったら︖本屋で彼に出会ってなかったら︖シューマン・コンクールの結果が違ったら︖私が運転していたら︖ジュリアが頭に描いたのは、そんな何気ない瞬間から枝分かれしていった4 つの⼈⽣。そのどれもが決して楽ではないけれど、愛しい⼈たちとのかけがえのない⽇々で満たされていて眩しい。
果たして、ジュリアが選び取った幸せな“今”につながるたった⼀つの⼈⽣とは︖
公式サイト
4つの並行世界を描く斬新なヒューマンドラマ
「ジュリア(s)」
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) May 10, 2023
ある女性の4つの並行世界を交互に描く斬新な人間ドラマ。人生は選択によって木の枝のように分かれていく。あの時あの選択をすれば…と後悔するのではなく、自らの選択を肯定し、自分の人生をより良い方向へ作り上げよう!というとても前向きなお話。パパ役のG・ガドゥボワも良き♡ pic.twitter.com/PC8ggn1Eos
誰もが「あの時、ああしていたら…」と思う事はありますが、本作は主人公ジュリアが別の選択をした時の4つの人生を交互に描く斬新なヒューマンドラマ。
どれがどの人生なのか訳が分からなくなりそうですが、意外と大丈夫。髪型などで分かるように工夫されています。
並行世界
多元宇宙
パラレルワールド
MCUや『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(エブエブ)などのヒットでマルチバースというワードが最近流行っていますな。というか、MCU効果で、日本でもこのワードが完全に定着した感あります。
ある選択をすると、宇宙が分岐して、枝分かれするように新しい現実世界が生まれるというやつ。毎日選択の連続なので、一体幾つの宇宙が日々生まれてるんだみたいな(笑)
あの時、あの選択をしなければ、今の自分はこんなんじゃなかったかもしれない。自ら選択したことだから後悔しても仕方がないのですが、では別の選択をしたのなら、人生はどのように変わっていたのだろうかと考えたことがある人は多いはず。
選択次第で全く違う人生になる可能性だってありえるのでしょうけど、人との出会いや目の前で起こる出来事の全てが偶然と選択によって決まるものなのかな。
時に、人生が偶然の積み重ねではないのかも?と感じることもあったりして(運命?)、だからこそ面白いというか。
どんな選択をするにせよ、自分が幸せになれるかどうかは、自分自身の考え次第。本作『ジュリア(s)』には、自らの選択を肯定して生きていこうという前向きなメッセージが全編に溢れていて感動的なのです。
傑作!!
本作の設定で思い出したのが、グウィネス・パルトロー主演の『スライディング・ドア』(1997)。
あれは地下鉄に「間に合った人生」と「間に合わなかった人生」を描くお話でした。当時としては斬新な設定だったので、よく覚えています。
おデブ俳優:グレゴリー・ガドゥボワ
ジュリアの父親役は、グレゴリー・ガドゥボワ。
今回は娘想いのパパさん役。可愛い!!
最近、出演作が多くて最高なのですが、特に2022年に公開された『デリシュ!』は、彼が主役の眼福映画ですので超オススメです。美味しい料理と可愛いガドゥボワたんをたっぷり堪能できます♡