2023年劇場鑑賞 ★★★★★ おデブ俳優 映画

『ヴァチカンのエクソシスト』極太神父vs最強悪魔!痛快オカルトホラー誕生

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『ヴァチカンのエクソシスト』アイキャッチ画像

出典:IMDB

ABOUT THE MOVIE

邦題:ヴァチカンのエクソシスト(2023)
原題:The Pope's Exorcist
製作国:アメリカ、イギリス、スペイン
監督:ジュリアス・エイヴァリー
出演:ラッセル・クロウ、アレックス・エッソー、フランコ・ネロ、ラルフ・アイネソン、ダニエル・ゼヴァット
上映時間:103分

公式サイト

シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★★★★★】

1987年7月――サン・セバスチャン修道院。
アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》(エクソシズム)に向かう――。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。その修道院の地下に眠る邪悪な魂――。

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注目ポイント

⚫︎ アモルト神父がデブ
⚫︎ バディものとしての楽しさ
⚫︎ ラッセル・クロウの魅力全開


『ヴァチカンのエクソシスト』2024年2月18日(日)からAmazonプライム・ビデオで見放題配信開始!!

現在、AmazonHuluストアなどで購入、レンタル可能。

そして、2月18日から遂にアマプラ見放題配信となります!!

シネちゃぶ
みんなで、おうちで除霊!!

太ボディな最強神父が最強悪魔と対峙!

みんな大好きラッセル・クロウ主演の痛快オカルトホラー。

《悪魔祓い》(エクソシズム)の経験豊富な主席祓魔師(チーフ・エクソシスト)であるヴァチカンの巨漢エクソシストことガブリエーレ・アモルト神父は、ローマ教皇の依頼で悪魔に憑依されたという少年のエクソシズムを担当することに。

かつてないほど邪悪で強力な悪魔と対峙したアモルト神父は、若き相棒トマース・エスキベル神父と共闘して壮絶な悪魔祓いに挑む!

本作は、実在したガブリエーレ・アモルト神父の回顧録「エクソシストは語る」を題材に映画化したもの。とは言っても、中身はとっても楽しいエンタメアクションホラーな仕上がり。

通常のオカルトホラーの体裁を取りつつも、かなりパワフルで痛快なエンタメ作。

更に主演ラッセル・クロウの魅力全開でグイグイ引き込まれます。

世界観もしっかりしていて、ヴァチカンの闇にまで迫るお話になっています。オカルト映画としてかなりハイクオリティな作品なのではないでしょうか。バンバン超常現象が発生するファンタジー映画ではありますが、しっかりヴァチカンの内情を調べているようで、リアル感もあり好感が持てる作りでした。

人にもよるとは思いますが、オカルトホラーとしてはそれほど怖さは感じませんでした。ジャンプスケアシーン(突然ビクッと驚かすアレ)はありますが、ふくよかなラッセル様の可愛さで怖さは軽減されていたと思います。

マジですw

シネちゃぶ
怖さ軽減


やたらガタイの良いアモルト神父のおかげで、謎の安心感が全編を覆っています。もちろん、オカルトホラーですから不穏な雰囲気がバリバリ漂っていますが、時々ユーモアも挟まれますし、何よりラッセルおじさんが可愛いので、

終始「楽しい!」

しかないです。

物理攻撃で悪魔をぶっ倒してしまいそうなほど強そうな経験豊富なアモルト神父ですが、今回の悪魔はかなり手強い!相手にとって不足なし。ラストは派手派手な悪魔祓いが展開します。

名前を言えーーーー!

というオカルト映画ではお馴染みの展開ね。

傑作『死霊館 エンフィールド事件』などにもありましたが、悪魔に名前を言わせないと祓えないルールみたいなものがあるみたいですね。「言霊」という言葉があるように、名前には強いパワーがあるようです。

本作の悪魔さんはかなりの強敵ですが、これまでオカルト映画では登場してなかったんじゃないでしょうか。『エクソシスト』や『死霊館2』とは違う悪魔さんです。

後半になるにつれて激烈さを増すオカルトスペクタクルな展開に興奮必至な本作。

めちゃくちゃ面白いのでオススメです!!

もちろん、ラッセルファンには必修科目となります。

萌えポイントだらけの眼福映画

『ヴァチカンのエクソシスト』は当ブログ的には激推し映画となります。

主人公ガブリエーレ・アモルト神父はヴァチカンでは異端児扱い。何万回という悪魔祓い経験があるエクソシストですが、破天荒な性格で疎まれているデブ。(実在したアモルト本人は太っていません。)

お茶目なアモルト神父は悪魔に対してさえ冗談を言い放つユーモアがあって、緊張感のある本作にほっこり感が加味されています。

シネちゃぶ
カッコー!


そんな可愛いアモルト神父に釘付け必至な本作には萌えポイントがたくさんありますので、その中でいくつかピックアップ。


萌えポイント①

⚫︎ アモルト神父がデブ

アモルト神父が初登場した時から、

「おいおい!神父にしては、ガタイ良すぎるだろ!」

って突っ込んだ人が多数いることでしょう。

年々、胴回りの分厚さを増すラッセル・クロウ様ですが、本作で彼が演じるガブリエーレ・アモルト神父は本当にぶっとい!

シネちゃぶ
横向きになった時の分厚さに萌え!


そんな巨体でスクーター(白と赤のランブレッタ)を乗り回すんだから、もう可愛すぎてたまりません。

イタリアからスペインまで走る!!

スクーターに乗る案も赤い靴下を履く案もフェラーリのステッカーもラッセル本人が提案したものらしいです。

流石、ラッセル様。

自分の魅力が分かっていらっしゃる!


昨年、本作の撮影中にローマを楽しそうに周遊するラッセル様を見て以来、ずっと楽しみにしていた本作。その彼がアモルト神父を楽しそうに演じているのを観て終始ホッコリしまくりでした。

ご存知、ラッセル・クロウは『グラディエーター』で一躍有名になったオスカー俳優であり、数々の名作に出演している名優です。ここ数年は体重増加が激しく、あの頃のムキムキからムチムチ体型の可愛いおじさんに様変わり。

言うまでもなく、私の大のお気に入り俳優でございます。

そんな太ラッセル様の魅力がこれでもかと詰まった作品が、『ヴァチカンのエクソシスト』なのです。


萌えポイント②

⚫︎ アモルト神父とトマース神父のバディもの

『ヴァチカンのエクソシスト』の中でも最大の注目ポイントは、アモルト神父と若トマース神父のバディムービーな部分。

本作は愛すべきアモルト神父のもとでエクソシズムの現場に立ち会うことになるトマース神父の成長物語でもあるのです。

若くて経験の少ないトマース神父が、アモルト神父のもとで次第に悪魔を相手に真っ向勝負する精神的強さを持つようになります。

トマース神父は、尊敬するぶっとい大先輩とともに、多くの悪魔祓いを経験しながら立派なエクソシストになっていくのでしょう。今後は二人で悪魔を狩りまくるバディアクション、いやバディエクソシズムを行うことになりそうです。たぶん。

ちなみに、そこにBL感はありません。

むしろ、アモルト神父とローマ教皇、アモルト神父と悪魔さんで、なんか匂わせるものがあったような、なかったような。ご想像にお任せします。


二人の掛け合いで面白いシーンがあります。

トマース神父がドアを開けられずにアモルト神父に助けを求めるシーン。

助けて!アモルト神父!

よっしゃー!どいてろトマース!!

おりゃーー!!

みたいな感じで(そんなセリフはない)、

何を思ったか、その巨体を活かした重量級キックでドアを蹴破るアモルト神父!!

シネちゃぶ
!!!!!!


もう悪魔も物理攻撃で倒せるんじゃね!?みたいな。

だって、彼はグラディエーターですから。

なんなんですか、最高すぎるじゃないですか。こちらの予想の斜め上を行くというか、期待にしっかり応えてくれる神対応。

そんな剛力アモルト神父と若トマース神父の珍道中は、今後も続くと思われます。

観たすぎ!


萌えポイント③

⚫︎ アモルト神父はローマ教皇お気に入りのお抱え祓魔師

ローマ教皇役は、かつてのイケオジ代表フランコ・ネロ様ですよ。

今のイケデブ代表ラッセル・クロウが、ネロ様のお抱え祓魔師役とか、もうこの組み合わせを考えた人、天才としか思えません。

たまりません(笑)


そう、本作は単なるオカルトホラーかと思いきや、萌えポイントだらけのキュンキュンな仕上がりになっていたという驚き。

最高!

ザ・ライト ~エクソシストの真実~

『ヴァチカンのエクソシスト』を観て思い出したのが、これ。

アンソニー・ホプキンス主演のオカルトスリラー『ザ・ライト ~エクソシストの真実~』です。

ホプキンス演じるルーカス神父は、経験豊富なヴァチカンのエクソシスト。神も悪魔も信じない神学生マイケルは、ある時、ルーカス神父の助手として悪魔祓いの現場に立ち会う事になり…という展開。

『ヴァチカン』ほどバディ感はないですが、伝説のエクソシストであるルーカス神父と若いマイケルの関係は、アモルト神父とトマース神父に重なる所もなくはないかなと。

エンタメ性も萌え度も全然弱い作品ではありますが、そもそも悪魔がバーーンと出てくるような映画ではないですし、方向性が全く違うんです。

『ザ・ライト』は副題に「エクソシストの真実」とあるように、かなりヴァチカンの現実(闇)に迫るような描かれ方をしていて、興味深い内容だったりします。神や悪魔とは何か。信仰とは何か。悪魔祓いとは・・・みたいな話です。

なので、本作は「実際に起きた出来事」と言われても、ちょっとだけ信じられるかもしれません。(いや、できないなw)

続編に期待!

本作はラッセル・クロウの新境地でもあり、代表作になるべき作品だと思います。続編を匂わせる終わり方ですし、いやが上にも期待しちゃいます。

ラッセル自身はホラー映画は苦手らしいですけどねw

おそらく、次作は上述の通り、太アモルト神父と若トマース神父の全世界を巡る悪魔祓い珍道中になるはずです。ラッセル・クロウ初のシリーズ作品になりますし、期待して続報を待ちたいと思います。

本作のプロデューサーであるジェフ・カッツ氏からは、

続編に「取り組んでいる」

とリプをいただきました。

期待するしかありませぬ!!

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