ABOUT THE MOVIE
邦題:ソングバード(2020)
原題:Songbird
製作国:アメリカ
監督:アダム・メイソン
製作:マイケル・ベイほか
出演:K・J・アパ、ソフィア・カーソン、クレイグ・ロビンソン、ポール・ウォルター・ハウザー
あらすじ
ウイルスに免疫がある運び屋ニコは、ロックダウン下で恋におち、ドアやスマートフォン越しに愛を通わせる恋人サラと、いつか顔を合わせて触れ合うことを夢見ていた。しかし、ウイルスの脅威がさらに増し続けるうち、サラの感染が疑われはじめ、彼女は「Q ゾーン」と呼ばれる施設に徹底隔離されそうになる。組織の陰謀が渦巻く中で、ニコはサラを救う唯一の方法を求めて、荒廃したロサンゼルスの街を必死に駆け抜けるのだが―。
引用:公式サイト
本作は、おデブ俳優のクレイグ・ロビンソンとポール・ウォルター・ハウザー(PWH)が出演しています。二人も出ているなんてお得じゃん!って思うかもしれませんが、内容はそこそこといったところです。
彼ら目当てで観る価値があるかという点では、そこそこあるとは思います。
本作はあまり話を広げることなく、あくまでニコとサラ周辺のお話。84分なので、テンポ良くサクッと楽しめるのがイイです。現在のコロナ禍が最悪な方向に進んでしまった場合、おそらくこうなるのだろうなという世界が描かれています。ロックダウン状況の中、人々は外出できず、ウィルス免疫者だけが徘徊できる世界。感染した場合、政府によって「Qゾーン」に隔離されてしまいます。
そう考えると、政府は至極真っ当な措置を取っているように見えるのですが、それを掻き回してしまうのが主人公ニコ。壁越しに愛するサラを勝手に連れ出そうとするのだから、そりゃ政府に追い掛けられますよ。サラは免疫者ではないかもしれないんだから。
といったツッコミ所が多い作品でした。
で、中身は置いといて、我らがクレイグ・ロビンソンとPWHについて。
クレイグはニコの勤務先レスター急配のボスであるレスター役。PWHはレスター急配のドローン操作担当の退役軍人ドーザー役。二人とも免疫者ではないので、当然ながら行動範囲は自分の部屋のみ。誰とも接触しません。全てオンライン上でのやり取りになります。
でもね、PWHのちょっとした恋愛劇っぽいのが描かれるのですよ。
これは貴重。
彼は退役軍人役で足が不自由はおデブちゃん。レスター急配でドローンを利用した配送を行なっている男なのですが、彼がオンライン上で出会うのが、裕福なウィリアムの愛人メイ(アレクサンドラ・ダダリオ)。この二人が恋愛っぽいやり取りをし始めるのです。つまり、PWHとダダリオという面白い組み合わせ!
いつかパンデミックが終了したら、二人には幸せになってほしいなと。
クレイグが演じるレスターついては、ニコとのやり取りが中心で、基本的にモニター前でニコの手助けをするなど、あれこれやってる役なんですが、まぁ可愛いです。それでオッケーです。彼にもステキな未来が待ってまいす。一応。
というわけで、内容はオススメできるような出来ではないものの、そこそこ大作感もあるし、マイケル・ベイ印のスピード感のある演出と短い時間でサクッと楽しめる映画ではあります。更におデブちゃんが出てるという事で、損した気分にはならないかなと。
個人的には、PWHとクレイグが出てる時点で観ないといけないマスト映画だったわけなのですが、そこそこ楽しめました。