2023年劇場鑑賞 ★★★☆☆ おデブ俳優 映画

『最後まで行く』ハイテンションで突っ走る岡田准一vs綾野剛なサスペンス

※アフィリエイト広告を利用しています。

『最後まで行く』アイキャッチ画像

ABOUT THE MOVIE

邦題:最後まで行く(2023)
製作国:日本
監督:藤井道人
出演:岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、駿河太郎、山中崇、黒羽麻璃央、駒木根隆介、山田真歩、清水くるみ
上映時間:118分

公式サイト

シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★★★☆☆】

ある年の瀬の夜、刑事の工藤は危篤の母のもとに向かうため雨の中で車を飛ばしていたが、妻からの着信で母の最期に間に合わなかったことを知る。そしてその時、車の前に現れたひとりの男をはねてしまう。工藤は男の遺体を車のトランクに入れ、その場を立ち去る。そして、男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みる。しかし、その時、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」というメッセージが入る。送り主は県警本部の監察官・矢崎で、工藤は矢崎から追われる身になってしまう。

公式サイト

岡田准一vs綾野剛

イ・ソンギュン主演、キム・ソンフン監督の大ヒット韓国映画を藤井道人監督がリメイク。

藤井道人監督作品は好きなのが多いのですが、本作もなかなか楽しませてもらいました。最近の監督作では、一ノ瀬ワタルが出演している『ヴィレッジ』も記憶に新しいところ。

車である男を跳ね飛ばしてしまった埃原警察署刑事課の工藤(岡田准一)。遺体をトランクに入れて何とか隠そうとあたふたパニクる彼の前に、県警本部の監察官である矢崎(綾野剛)というちょっとヤバい男が現れる。果たして、工藤は矢崎の執拗な追跡から逃れられるのか。

一難去って、また一難!

これは良作。

次々とトラブルが起き、息つく暇もないほどハイテンポで最後まで行くサスペンスアクション映画。単純にハラハラドキドキできて面白いのですが、更に主役二人の熱演によって見応えたっぷりな仕上がりになっていました。

岡田准一ってどんなジャンルでも卒なくこなすし、作品選びも上手いし、彼が出ている作品は安心して観られる感がありますね。

演技も凄い。

『ザ・ファブル』のようなアクション映画であれば、ストイックに体を鍛えて自らスタントをこなすし、常に妥協のない役作りが作品に本物の迫力を与えています。本作ではオタオタと焦りまくる姿が滑稽で、いつもと違う岡准が楽しめます。

そして、本作で最も印象に残すのが、綾野剛!

とにかくヤバい。目がヤバい。

詳しくは書かないですが、こんなアブナイ奴を相手にしたら、たまったもんじゃない!みたいな、ある意味怪物級に怖いキャラクターでした。

綾野剛の役作りが素晴らしいです。来年の日本アカデミー賞にノミネートされるのでは。

ちなみに、最近怒涛の勢いで映画に出まくっている柄本明が、またまた美味しい役をやってますよ。

というわけで、今回の邦画版は、韓国版のストーリー設定を上手く広げ、更に登場人物も増やした良リメイクだと思います。見比べてみるの面白いかもしれませんね。


U-NEXTで『最後まで行く』(韓国版)を視聴する。


駒木根隆介

岡田准一演じる工藤と同じ刑事課の川上昌平役は、我らが駒木根隆介さん。

最近、『野球部に花束を』(2022)で好演していたのが記憶に新しいですが、本作では刑事役を演じています。

と言っても、本作のメインは岡田准一vs綾野剛なので、出番は少なめ。セリフはありますが、あまり期待しない方が良いです。

ただ、何度も共演している山田真歩が出てるという意味では、ちょっと注目だったりします。

駒木根隆介&山田真歩共演作

『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(2010)
『アフロ田中』(2012)
『ヒメアノ〜ル』(2016)
『最後まで行く』(2023)


なお、韓国版『最後まで行く』には駒木根くんのようなおデブちゃんは出てきません。

-2023年劇場鑑賞, ★★★☆☆, おデブ俳優, 映画
-