2023年劇場鑑賞 ★★★☆☆ おデブ俳優 映画

『リバー、流れないでよ』諏訪雅くんと永遠に雑炊食べたい。

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ABOUT THE MOVIE

邦題:リバー、流れないでよ(2023)
製作国:日本
監督:山口淳太
脚本:上田誠
出演:藤谷理子、永野宗典、角田貴志、酒井善史、諏訪雅、石田剛太、中川晴樹、土佐和成
上映時間:86分

公式サイト

シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★★★☆☆】

舞台は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」。静かな冬の貴船。ふじやで働く仲居のミコトは、別館裏の貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれ仕事へと戻る。だが2分後、なぜか再び先ほどと同じく貴船川を前にしている。

「・・・・?」

ミコトだけではない、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちはみな異変を感じ始めた。

ずっと熱くならない熱燗。なくならない〆の雑炊。永遠に出られない風呂場。自分たちが「ループ」しているのだ。しかもちょうど2分間!

2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまう。そして、それぞれの“記憶”だけは引き継がれ、連続している。そのループから抜け出したい人、とどまりたい人、それぞれの感情は乱れ始め、それに合わせるように雪が降ったりやんだり、貴船の世界線が少しずつバグを起こす。

力を合わせ原因究明に臨む皆を見つつ、ミコトは一人複雑な思いを抱えていた―――。

公式サイト

2分間の無限ループコメディ!

傑作『ドロステのはてで僕ら』のヨーロッパ企画長編映画第2弾。

『ドロステ』は2分先が見えるテレビを巡るゴタゴタを描いた作品でしたが、本作は2分間がひたすらループしちゃいます。

京都、貴船の老舗旅館を舞台に、中居や料理人や宿泊客が謎のループ現象に巻き込まれてしまうコメディです。

ある時点から2分経つと、自分が元の2分前にいた場所(初期位置)に戻ってしまうという現象が発生。何をやっても、あんな事やこんな事やイケナイ事をしても、2分経つとリセットされてしまいます。

但し、意識というか記憶はリセットされません。

2分じゃ何もできないんじゃと思いますが、記憶が維持されるので行動の範囲が広がります。話し合いの途中で2分経っても、その続きをまた集まってやればいいんです(笑)

なので、「初期位置」に何度も何度も戻りつつ、タイムループの真相を探り始めます。上映時間86分のうち、70分ぐらいはループしてたんじゃないでしょうか。つまり、2分×35回ぐらいはやり直していた気がしますw

2分の繰り返しですが、しっかり話が進むんです。全くダレさせない凄さ。

この設定自体めちゃくちゃ面白いのですが、更に登場人物が全員キャラ立ちしていてとにかく楽しいんです。

流石、上田誠脚本だけありますな。

おデブ俳優:諏訪雅

ヨーロッパ企画と言えば、もちろんおデブな彼に注目ですよね。

諏訪雅さんです。

今回は宿泊客ノミヤ役で出演しています。

食べても食べても永遠に減らない雑炊(2分経つと戻るから)に困惑するお客役で笑わせてくれますし、石田剛太さん演じるクスミと息の合った掛け合いも見せてくれます。

シネちゃぶ
無限に減らない雑炊!!


そして、可愛い!!

ノミヤの出番はそこそこあるので、彼目当てで本作を観ても十分満足できると思います。

良くできた作品ですので、おデブと一緒にダブルで楽しめるお得感満載映画。オススメです。


諏訪雅さんは、1976年生まれのおデブ俳優さん。ヨーロッパ企画関連の舞台や映画に出演していて、テレビドラマにもたまに顔を出しています。

最近では、『それってパクリじゃないですか?』(日テレ)でも好演していました。

NHK Eテレで放送されている『ことばドリル』にも出演していて、めちゃくちゃ可愛いのでぜひ見て欲しい!

諏訪雅(ノミヤ役)

『サマータイムマシン・ブルース』(2005)
『ドロステのはてで僕ら』(2020)
『それってパクリじゃないですか?』(2023)
『ことばドリル』(2014〜)

※ヨーロッパ企画作品全般

ちなみに、ヨーロッパ企画作品はU-NEXTでたくさん配信されているので、要チェックです。

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