『NOCEBO／ノセボ』謎のフィリピン乳母がもたらす悪夢

予告編＆あらすじ

【シネちゃぶ度：★☆☆☆☆】

ファッションデザイナーとして名を馳せるクリスティーン（エヴァ・グリーン）は、夫のフェリックス（マーク・ストロング）と幼い娘のボブス（ビリー・ガズドン）とダブリン郊外で悠々自適に暮らしていた。ある日、仕事中にクリスティーンはダニに寄生された犬の幻影に襲われる。8ヶ月後、クリスティーンは筋肉の痙攣、記憶喪失や幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされていた。そんな彼女の前に、ダイアナと名乗るフィリピン人の乳母が現れる。彼女は雇った覚えのない乳母を最初は怪しむが、ダイアナは伝統的な民間療法を用いてクリスティーンの治療にあたり彼女の信頼を得ていく。やがてクリスティーンは民間療法にのめり込んでゆくが、それは一家を襲う想像を絶する悪夢の始まりだった――

公式サイト

ヒトの思い込みって怖い

「NOCEBO／#ノセボ」
原因不明の体調不良に悩む主人公が、雇った覚えのない乳母の民間療法にハマり超不気味な怪異に襲われるホラー。負の思い込み（ノセボ効果）が彼女を恐怖のどん底に叩き落とす！先が読めない終始不穏な展開ながら、きっちり伏線回収するのでモヤモヤ感なし。面白い。@FansVoiceJP pic.twitter.com/R5Bndq3c8i

— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) December 20, 2023

オンライン試写にて視聴。

『ビバリウム』のロルカン・フィネガン監督によるサスペンスホラー。終始、不穏な雰囲気バリバリ！

原因不明の体調不良、突然現れるフィリピン人の乳母、悪夢のような不条理展開で翻弄されるのかと思いきや、しっかりと伏線回収してくれるので後味スッキリ。

「ノセボ効果」とは、例えば、処方された薬が有害で副作用があると思い込んでいると体に不調が出たり、薬の効果が低下してしまうなど、心理的にマイナス効果をもたらす事象のことらしいです。「プラセボ効果」は逆にプラスに作用する事象ですね。

人の思い込みの力って凄い。

プラス思考で前向きだと人生思うように進んだり、マイナス思考で後ろ向きだと人生悪い方にばかり進んでしまったり。

普段の生活の中で、そんなことを何となく感じる時があるので、意識的にポジティブな考え方をしようと心掛けたりしています。なかなか難しいですが、意識するのが大事なんじゃないかなと。

本作はそんな人の心理をテーマに扱った作品です。興味深く楽しめました。

おデブはいる？

主人公が働いていたミシン工場長がおデブでした。それぐらい。

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