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【映画】『ムーンフォール』ぽっちゃりが世界を救う。

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ムーンフォール アイキャッチ画像

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『ムーンフォール』がAmazonプライム・ビデオで配信開始

ABOUT THE MOVIE

ムーンフォール(2022)
原題:Moonfall
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ハル・ベリー、パトリック・ウィルソン、ジョン・ブラッドリー、マイケル・ペーニャ
配信:Amazonプライム・ビデオ

待望の?『ムーンフォール』がAmazonプライム・ビデオで独占配信スタートということで、早速視聴しました。『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・ブラッドリー君が主役級だということは分かっていたので期待して見たんですが、完全におデブ案件でした。必見です!



『ムーンフォール(字幕/吹替)』を観る | Prime Video

良くも悪くもローランド・エメリッヒらしさ全開

『ムーンフォール』は『インデペンデンス・デイ』や『2012』などの破壊の帝王ローランド・エメリッヒ監督作。タイトル通り、地球の軌道から外れた月が地球に激突するー!!というエメリッヒらしいスペクタクル超大作です。

ストーリーは単純明快。月が地球に激突する(実際は月の重力などの影響で人類が滅びる)前に月に隠された秘密を解き明かすべく、元宇宙飛行士の二人(ハル・ベリー&パトリック・ウィルソン)とおデブな陰謀論者(ジョン・ブラッドリー)が宇宙に飛び立つという展開。そこにいつもの地球破壊シーンが時々挟まります。

緊張感は微塵もなくて、地球が壊滅状態になっているのに悲壮感ゼロ。世界で大パニックが起こっているはずなのに、そのあたりの描写はほぼなし。ノリノリで月の内部に突っ込んでいくあたり、楽しいSF大冒険活劇として描きたかったのかなと。ご都合主義な展開もエメらしいところ。これでイイんです。楽しけりゃいい。

接近する月の引力や重力波の影響で海やら都市やらが大変なことになる描写が面白い。地球と月の重力バランスが崩れた際の映像がとんでもない。やはりこのあたりの描写はエメリッヒだけに非常に素晴らしい。見応え十分なスペクタクルシーンが多いので、ここだけでもぜひ劇場で観たかったです。ほんとに残念。

ちなみに、『ユニバーサル・ソルジャー』(1992)以来、エメリッヒ監督作は全て劇場で観て来たので、まさかこれほどの大作をお茶の間で見る事になるとは思いもしませんでした。。。

本作はバリバリ続編がありそうな終わり方でしたが、残念ながらヒットはしなかったので続編が製作される見込みはなさそう・・・アマプラ独占配信になったのも、劇場でのヒットが見込めないからとかいう理由なのかもしれません。いつか何かしらの形(配信など)で続きを作って欲しいところです。


既視感たっぷりな描写のオンパレードで、下記ディザスター映画のハイライトシーンを組み合わせれば『ムーンフォール』が出来上がると言ってもいいかもしれない。相変わらずの薄っぺらい人間描写などツッコミ所は満載なのもエメリッヒらしいところ。ある意味ブレないところが評価ポイントなのかも。

【地球破壊王ローランド・エメリッヒ監督作】
『インデペンデンス・デイ』
『デイ・アフター・トゥモロー』
『2012』

【地球がヤバイことになるディザスター映画】
『アルマゲドン』
『ザ・コア』
『ジオストーム』
『グリーンランド』

『ドント・ルック・アップ』


SF陰謀論

今回、いつものエメリッヒ映画とは少し趣向が異なります。超豪快な地球破壊描写はあるものの、物語の中心となるのは月に隠された秘密に迫るSFアドベンチャーな展開。前半はグダグダ感があるのですが、後半、主要人物3人が強引に宇宙へ飛び立つシーンあたりから、俄然面白くなってきます。

以前から月には巨大建造物がある説だとか月の内部が空洞になってる説だとか色々噂がありますが、これにインスパイアされたかのようなストーリー展開(雑ですが)。月の内部に飛び込んでいくシーンとか、『ザ・コア』かよとか思いつつ正直ワクワクしたのは確か。こういうSF陰謀論ってたまらない魅力があるのよね。

月が落ちてくるというエメリッヒしかやらないだろうというおバカストーリーを軸に、月にまつわる陰謀論をぶっ込んで来るとか、もう完全に自分の好みでした。好きです、こういうの。

総じておバカなノリだけど、頭空っぽにすれば十分楽しめる出来だと思います。


おデブが世界を救う!

で、前置きが長くなりましたが、本作はですね、マジでおデブ案件なのですよ。

はっきり言って、本作の主役は太った陰謀論者K・C・ハウスマンです。

月が巨大建造物であると主張する自称天文学博士の彼は、いち早く月の軌道が外れている事に気付きます。

つまり、物語の発端となるのが彼。

でも誰も信じてくれない。よくある展開ですが、周囲からイカれてると言われようが、諦めずに明るく自らの信念を貫き通すあたり、最高に憎めない良キャラ設定なのが素晴らしい。そして、キツキツの宇宙服を着て、元宇宙飛行士のブライアンとジョーとともに宇宙へ飛び出し、地球(人類)を救う為のミッションに挑むんです。

凄くないですか。

何の訓練もしていないただのぽっちゃり自称博士が宇宙で人類存亡の危機に立ち向かうなんて(笑)


シネちゃぶ
つまりデブ案件!デブが主役!


ボディラインくっきりなローブ姿とかキツそうな宇宙服姿とかぽっちゃりハウスマンをたっぷり楽しめます。

中盤、ずぶ濡れになってお腹出してシャツ透け透けになる濡れ場は必見(笑)

というわけで、おデブが主役な時点で非常にポイント高し。ストーリー自体に目新しさはないものの、おデブ案件としては非常に楽しめる作品と言えると思います。加えて、エメリッヒ的な大スペクタクルシーンも楽しめるのだから、満足度は高いです。もちろん、頭空っぽにして見ればの話しですけどね。

更にマイケル・ペーニャまで出演!豪華!パトリック・ウィルソン演じるブライアンの元妻の現夫役。出番は少なめですが、印象に残る役柄だったのではないかと思います。


ジョン・ブラッドリー

自称天文学博士のK・C・ハウスマン役は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のサムウェル・ターリー役でお馴染みのジョン・ブラッドリー。元々この役はジョシュ・ギャッドが演じる予定だったのですが、スケジュールの都合でジョンに交代。つまり、元からデブの役だったのね。

この手の超大作でおデブがメインで活躍する映画は珍しいので、それだけでも観る価値があります。最近は『マリー・ミー』の好演も記憶に新しいところですが、今後の彼の活躍に期待が高まります。ワクワク!

ジョン・ブラッドリー君の活躍をもっと見たいので、続編プリーズ!


『ムーンフォール』予告編を見れば分かる通り、ジョン・ブラッドリー君が主役です、主役!



シネちゃぶ
『ムーンフォール』を見るなら、Amazonプライム・ビデオがオススメ!

 


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