『ロストケア』”穴”に落ちた介護士と安全地帯にいる検事

予告編＆あらすじ

【シネちゃぶ度：★☆☆☆☆】

早朝の民家で老人と訪問介護センターの所長の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは、センターで働く斯波宗典(松山ケンイチ)。だが、彼は介護家族に慕われる献身的な介護士だった。検事の大友秀美(長澤まさみ)は、斯波が勤めるその訪問介護センターが世話している老人の死亡率が異常に高く、彼が働き始めてからの自宅での死者が40人を超えることを突き止めた。

真実を明らかにするため、斯波と対峙する大友。すると斯波は、自分がしたことは『殺人』ではなく、『救い』だと主張した。その告白に戸惑う大友。彼は何故多くの老人を殺めたのか？そして彼が言う『救い』の真意とは何なのか？

被害者の家族を調査するうちに、社会的なサポートでは賄いきれない、介護家族の厳しい現実を知る大友。そして彼女は、法の正義のもと斯波の信念と向き合っていく。

公式サイト

超高齢化社会に鋭く斬り込む傑作サスペンス

「ロストケア」
老人介護現場で起きた連続殺人事件を巡り、検事と犯人が対峙。穴に落ちた者にしか分からない介護の闇。“安全地帯”にいる検事は、殺人ではなく救ったと主張する男にいかに向き合うのか。家族の絆という決して断ち切れない呪縛を叩き付け、日本の超高齢化社会に鋭く斬り込む傑作。重い！ pic.twitter.com/hvjlP4zYWc

— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) March 28, 2023

老人介護現場で起きた連続殺人事件を巡り、検事と介護士が対峙する傑作ヒューマンサスペンス。

他人事ではなくリアルに身近で起こりうる深刻な老人介護問題。誰もが無視できない問題をガツンと叩き付けて来るので、もろに突き刺さる人も多そう。

介護に苦しむ者たちに救いはあるのか。

介護という闇が広がる社会の穴に落ちた貧困者と安全地帯にいる者。介護問題。格差社会。超高齢化社会を生きる我々にビシビシと問題提起する超ヘビーな映画なのですが、長澤まさみ＆松山ケンイチ＆柄本明（仕事しすぎ！）の熱演で見応えたっぷり！

生きるとは何か、幸せとは何か。

新たな社会派サスペンスの傑作が誕生！

おデブはいる？

おデブはいません。