ABOUT THE MOVIE
邦題:レジェンド&バタフライ(2023)
製作国:日本
監督:大友啓史
出演:木村拓哉、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、和田正人、高橋努、斎藤工、浜田学
上映時間:168分
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★★☆☆☆】
政略結婚で結ばれた、格好ばかりの織田信長(木村拓哉)と密かに信長暗殺を目論む・濃姫(綾瀬はるか)は、全く気が合わない水と油の関係。ある日濃姫の祖国で内乱が起こり父が命を落とす。自身の存在意義を失い自害しようとする彼女に、再び生きる意味と場所を与えたのは、他でもない信長だった。そんな信長もまた、大軍に攻められ窮地に立たされた時、濃姫にだけは弱音を吐く。自暴自棄になる彼を濃姫は鼓舞し、二人は桶狭間の激戦を奇跡的に勝ち抜く。これをきっかけに芽生えた絆は更に強くなり、いつしか天下統一が二人の夢となる。しかし、戦さに次ぐ戦さの中で、信長は非情な”魔王”へと変貌してゆく。本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦無く<本能寺>へと向かっていく。<魔王>と恐れられた信長と、<蝶>のように自由を求めた濃姫。激動の30年を共に駆け抜けた二人が見ていた、”本当の夢”とは──。
公式サイト
信長&濃姫のラブストーリー
本作は信長と濃姫(帰蝶)にフォーカスした作品。
冒頭は大うつけな信長のチャラさが目立って、このノリで行くの?と少し心配したのですが、それは前半だけでした。そのノリで最後まで突っ走っても楽しかったと思いますが、信長様は次第に変貌していきバリバリシリアスな「魔王」になっていきます。キムタクなので、ずっと「キムタク」なのですが、悪くなかったです。
濃姫って文献に記録がほとんどないらしく謎に包まれた人物だったりします。なので、どうとでも描けると言えるのですが、本作では信長を翻弄する超強気な女として登場します。
「私が嫁いだのは、父の斎藤道三が尾張を乗っ取るためよ!」と信長相手に啖呵を切ります。現代的な描き方ですが、綾瀬はるかの独壇場的な前半はとても楽しく見れました。
特に初夜の日のコントみたいなやり取りが楽しい。
名シーン(笑)
本作はあくまで二人のラブストーリーとして観るべき映画で、歴史的な考察をするような作品ではないかなと。168分の長丁場ですが、ちゃんと楽しめるエンタメ大作になっていたと思います。
狸オヤジな徳川家康
「#レジェバタ」 #斎藤工 の #家康 に衝撃!本人とわからないと話題 https://t.co/wHFDvvCfhg
— シネマトゥデイ (@cinematoday) January 30, 2023
狸オヤジとして描かれる事が多い徳川家康。
「功名が辻」などで西田敏行が何度か家康を演じているように、恰幅の良いデブという印象が強いです。日本の歴史上のデブと言えば、西郷隆盛たんを筆頭に何人かいますが、家康もしかり。
おデブな武将ってなんか萌えますよね(笑)
本作でも家康が出てきます。
演じるのは、スリムな斎藤工さん。
そう、ファットメイクで出てくるのです。パッと見、本人だと分かりません。誰が演じてるのか知らなかったので、登場した時、えっ?このデブ誰??ってめちゃくちゃ気になっちゃったじゃないですか!!
誰だか分からなくなるぐらいメイクをするのなら、おデブ俳優を起用した方が予算削減になるのではないかと思う事がよくあります。
色々事情があるんですかね。
斎藤工さんは良い演技をしていたと思います。
ファットメイクと言えば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に出てきたクリス・ヘムズワースのファットソー、『3月のライオン』の染谷将太(二階堂)などが思い出されますが、痩せてる人がデブを演じても違和感しかないんですよね・・・
『アオラレ』のラッセル・クロウや『ザ・ホエール』(2023年4月7日公開)のブレンダ・フレイザーは元が太っているので、ファットスーツを着てもあまり違和感がなかったですが。