2023年劇場鑑賞 ★☆☆☆☆ 映画

『インスペクション ここで生きる』決して諦めない黒人ゲイの衝撃の実話

※アフィリエイト広告を利用しています。

『インスペクション』アイキャッチ画像

出典:IMDb

ABOUT THE MOVIE

邦題:インスペクション ここで生きる(2022)
原題:The Inspection
製作国:アメリカ
監督:エレガンス・ブラットン
出演:ジェレミー・ポープ、ガブリエル・ユニオン、ラウル・カスティーロ、マコール・ロンバルディ、アーロン・ドミンゲス、ボキーム・ウッドバイン
上映時間:95分

公式サイト

シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★☆☆☆☆】

ゲイであることで母に捨てられ、16歳から10年間ホームレス生活を送っていた青年・フレンチ(ジェレミー・ポープ)。どこにも居場所を許されず、自らの存在意義を追い求める彼は、生きるためのたったひとつの選択肢と信じて海兵隊への入隊を志願する。だが、訓練初日から教官の過酷なしごきに遭い、さらにゲイであることが周囲に知れ渡るや否や激しい差別にさらされてしまう……。理不尽な日々に幾度も心が折れそうになりながらもその都度自らを奮い立たせ、毅然と暴力と憎悪に立ち向かうフレンチ。僕が僕のままで在るために、自分の意志でここに居る――。孤立を恐れず、同時に決して他者を見限らない彼の信念は、徐々に周囲の意識を変えていく。

公式サイト

過酷な現実を生き抜く男の生き様が感動的


オンライン試写会で視聴。

ゲイだからという理由で母親に見捨てられ、16歳からホームレスとして生きてきたフレンチが、自らの居場所=存在意義を見出すべく海兵隊に志願。しかし、そこでも差別による過酷な嫌がらせが待っていた…

というあらすじを聞くと暗くてヘビーなお話に思えますが、希望のある前向きな物語になっていて見応えがあります。

本作で主演を務めたジェレミー・ポープの演技も素晴らしい。第80回ゴールデングローブ賞の最優秀主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされたのは記憶に新しいところ。

何より驚きなのは、これが実話であるという事。

本作は、初監督デビューを飾ったエレガンス・ブラットン監督が自身の半生を映画化したものなんです。

実体験なので、リアル。

ゲイであり黒人である彼が理不尽な嫌がらせを受けるシーンはショッキング。実の母親でさえ、まるで腫れ物に触るかのようにフレンチを嫌悪するのだからキツい。身内に拒否られるほど辛いものはないよね。

そんなフレンチが、決して諦めずに自らのアイデンティティを貫く姿が感動的なのです。

前向きで希望のあるお話。

だって、フレンチのモデルである監督は、最終的に本作のメガホンを取って、大成功に導くんですからね。

初監督作が、A24作品ですよ!

大成功ですよ!

おデブはいる?

おデブはいません。

-2023年劇場鑑賞, ★☆☆☆☆, 映画