ABOUT THE MOVIE
邦題:禁じられた遊び(2023)
製作国:日本
監督:中田秀夫
出演:橋本環奈、重岡大毅、堀田真由、倉悠貴、正垣湊都、猪塚健太、新納慎也、MEGUMI、清水ミチコ、長谷川忍、ファーストサマーウイカ、諏訪太朗
上映時間:110分
公式サイト
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★★★☆☆】
伊原直人は愛する妻・美雪や息子・春翔とともに幸せな生活を送っていた。しかし突然の悲劇が一家を襲い、美雪は帰らぬ人となってしまう。直人の元同僚である映像ディレクターの倉沢比呂子は、直人の家で庭の盛り土に向かって「エロイムエッサイム」と奇妙な呪文を繰り返し唱え続ける春翔の姿を目撃する。その呪文は「トカゲのしっぽからトカゲが生えてくるか?」という春翔の他愛ない質問に、直人が冗談で教えたものだった。子どもの純粋な願いは恐ろしい怪異を呼び覚まし、比呂子と直人に襲いかかる。
映画.com
中田秀夫監督が吹っ切れた感
「禁じられた遊び」
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) September 11, 2023
息子がエロイムエッサイムと唱えたら、怨霊ウイカ復活!ハシカンが目を剥いて叫びまくるコメディ…いやホラー。中田秀夫の前作同様、振り切れてないけど、エンタメ全開で楽しませようという意図は伝わる。強烈なインパクトを残す霊能者(シソンヌ長谷川)の出番が少ないのが残念。 pic.twitter.com/KBc9iYRtIx
幸せな?生活を送る家庭に悲劇が訪れます。
直人の妻が交通事故で亡くなってしまうのです。
息子は何故か母親の遺体から指を切断して持ち帰ってきます。
父親は特に疑問に思いません。
えっ??
以前、父親が息子に冗談で教えた呪文「エロイムエッサイム」。それを唱えれば、トカゲの尻尾からトカゲが生えてくるという冗談。
完全に信じきっていた息子は、母の指を庭に埋めて
エロイムエッサイム
と唱え続けます。
唱え続ければ、お母さんが蘇るんだ!!と。
そしたら、指を埋めた土の中から・・・えっ!?
まぁよくある展開かなと思いきや、意外と面白い方向へ進むお話でした。
生霊をメインにしたホラー映画は珍しいですし、やりたい放題好きなように料理している中田監督にも好感。
そう、前作の『“それ”がいる森』でやりたい放題好き放題かましてくれましたが、本作もその流れを汲むようなハチャメチャ感。傑作とは言い難いものの、楽しめたのは確かです。
美しきファーストサマーウイカ様の怨霊っぷりもいい感じですぞ。
ちなみに、ルネ・クレマン監督の名作『禁じられた遊び』(1952)とは全くストーリーが異なります。
おデブはいる?
「禁じられた遊び」霊能力者役のシソンヌ長谷川が超インパクトあったし、この手のキャラはホラー映画では出番が多いはずなのに少なすぎる…メインキャラで出してくれたらもっと面白くなったかも。もったいない。 pic.twitter.com/efhhHjZDY0
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) September 9, 2023
シソンヌ長谷川が演じる霊能者・大門が強烈なインパクトを残します。
この大門というキャラとその弟子・黒崎は、本作の中でもかなり異彩を放つ良いキャラでした。
いやいや、この手のホラーでは、こういうクセのある霊能者は主人公とともに行動を共にするものでしょ。
途中で終わりってどういうこと?
そこで少し萎えちゃったのですが、この二人が最後までメインで出て来てくれたら、評価がもっと上がったかもしれませぬ。残念。