ABOUT THE MOVIE
邦題:エゴイスト(2023)
製作国:日本
監督:松永大司
原作:高山真
出演:鈴木亮平、宮沢氷魚、阿川佐和子
上映時間:120分
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★☆☆☆☆】
14 歳で⺟を失い、⽥舎町でゲイである⾃分を隠して鬱屈とした思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、仕事が終われば気の置けない友人たちと気ままな時間を過ごしている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである⺟を⽀えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。
自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔と、最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の⺟も交えながら満ち⾜りた時間を重ねていく。亡き⺟への想いを抱えた浩輔にとって、⺟に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし彼らの前に突然、思いもよらない運命が押し寄せる――。
公式サイト
愛ゆえのエゴ
高山真の自伝的小説が原作。未読のまま鑑賞。
鈴木亮平と宮沢氷魚の同性愛を描くラブストーリーかと思っていたら、ゲイに限らず普遍的な愛をテーマにした物語でした。
恋人への愛、親への愛、他者への愛。
自分の中では相手のためを思っての行動だけど、相手には愛情の押し付けでありエゴなのではないか。
正解が分からなくても、「相手が愛と感じるならば、それは愛」なんだよ。
というセリフにグッときました。
浩輔の行為はちょっと狂気的でもありエゴだらけに見えますが、純粋に相手への想いから来ているわけで、それは即ち愛なんだろうなと。
とにかく鈴木亮平の演技が凄い。
オネエな言葉使いや仕草も大袈裟にならないように配慮したもののようです。酒場での飲み仲間の皆さんは実際にゲイの方を起用しているのだとか。その辺りの徹底ぶりも素晴らしいです。
ちなみに私はリアルゲイですが、オネエ言葉は一切使いませんし、仕草も完全に男です。パッと見、ゲイだと分からないはず。
(おそらくw)
単に恋愛対象が男性なだけで、他は何も変わりません。まぁそこにデブが好きという特殊?な嗜好が加わりますけどね。
『エゴイスト』のようなゲイが出て来る映画を観る時、ついつい浩輔と龍太が太っていたらな〜とか考えちゃいます。本作にはやけに濃厚なベッドシーンが何回も出て来ますので、そんな事になったらエッチすぎて集中できませんけど!
この二人がタイプの人は、キャーキャー叫んでるのかもしれませんけどね。
羨ましい。
おデブはいる?
おデブはいません。