ABOUT THE MOVIE
邦題:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022)
原題:Everything Everywhere All at Once
製作国:アメリカ
監督:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
編集:ポール・ロジャース
出演:ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ステファニー・スー、ジェイミー・リー・カーティス、ジェームズ・ホン
上映時間:132分
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★★☆☆☆】
経営するコインランドリーの税金問題、父親の介護に反抗期の娘、優しいだけで頼りにならない夫と、盛りだくさんのトラブルを抱えたエヴリン。そんな中、夫に乗り移った“別の宇宙の夫”から、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と世界の命運を託される。まさかと驚くエヴリンだが、悪の手先に襲われマルチバースにジャンプ!
カンフーの達人の“別の宇宙のエヴリン”の力を得て、闘いに挑むのだが、なんと、巨悪の正体は娘のジョイだった…!
公式サイト
第95回アカデミー賞受賞結果
第95回アカデミー賞にて、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(エブエブ)が作品賞含む7冠に輝きました。
第95回アカデミー賞受賞結果
作品賞:エブエブ
監督賞:ダニエルズ
主演女優賞:ミシェル・ヨー
助演男優賞:キー・ホイ・クァン
助演女優賞:ジェイミー・リー・カーティス
脚本賞:ダニエルズ
編集賞:ポール・ロジャース
素晴らしい!
はちゃめちゃカオスな親子喧嘩
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) March 8, 2023
壮大なマルチバース親子喧嘩。めちゃくちゃ宇宙的カオスな展開なのに、親子愛にフォーカスして生きる意味を問うという哲学的な事をやってのけていて泣ける。訳わからんのにテーマがスッと頭に入る凄さ。熱いラスト。愛のヨー姐さん最高映画! pic.twitter.com/jfa30bP2mo
話題のエブエブを鑑賞。
色々問題を抱えたミシェル・ヨー姐さんが、太ったジェイミー・リー・カーティスおばさんと税金問題で揉めている最中、別ユニバースの人格に乗っ取られた夫キー・ホイ・クァンに全マルチバースの運命を託されてしまい、娘と宇宙バトルを繰り広げます。
でも、めちゃくちゃなのに、意外と内容は分かりやすかったと思います。この感覚は『マトリックス』を観た時のようなそれ。何だかよく分からないけど、何か凄い。何か面白い。何度でも噛み締めたい作品です。
超カオスでお下品でシュールすぎる作風にハマれない人もおそらくいるとは思います。不思議な作品です。
ヨー姐さん演じるエヴリンは、マルチバース上の自分にアクセス(バース・ジャンプ)し、能力(カンフーとか)をゲットすることが可能になります。
宇宙の命運を任されたエヴリンは、スキルアップしながら難敵(変態ども)に立ち向かいます。バース・ジャンプする条件が、とにかくクレイジーなことをしなければならないというおバカ設定が最高!
ひたすらおバカで訳わからなくてめちゃくちゃな展開なのに、なぜこんなにも胸が熱くなるのか。
根底にあるのが、親子愛や夫婦愛。
本作のベースは母娘の確執であり、エヴリンが娘ジョイと対峙するお話がメインとなります。親子であれやこれやマルチバース全体をかき回します。特大スケールのお話なのに、扱っているテーマは普遍的なのです。愛なのです。
母は強し。
あと、「岩」のシーンは秀逸です。
「岩」で泣ける映画は、後にも先にもないでしょう。
未見の方は何を言ってるのか全く意味不明だと思いますが、本作における名シーンのひとつだと思います。
おデブはいる?
序盤でコインランドリーにいるおデブなリック(Biff Wiff)が良かったぐらいですかね。
中盤、もう一度出て来ます。