ABOUT THE MOVIE
邦題:クリーン ある殺し屋の献身(2021)
原題:Clean
製作国:アメリカ
上映時間:94分
監督:ポール・ソレット
出演:エイドリアン・ブロディ、グレン・フレシュラー
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
あらすじ
孤独な清掃員クリーンには気になる存在があった。隣人の、ディアンダという少女だ。ある時、ディアンダは麻薬ギャングたちに目をつけられ誘拐されてしまう。ディアンダを救い出すため、クリーンはチンピラたちを半殺にするが、その中にギャングのボスであるマイケルの息子がいた。復讐のため、マイケルは組織を総動員してクリーンを追う。クリーンはたった1人で反撃を挑んでゆくが……。
公式サイト
注目ポイント
⚫︎ 太めな悪役グレン・フレシュラーの存在感
⚫︎ エイドリアン・ブロディの渋くてカッコいいアクション
舐めてた奴が実は超強かった系映画
エイドアリアン・ブロディ主演のアクション。
主人公クリーンは過去に娘を亡くしており、失意のどん底にいる清掃員。そして、元殺し屋でもあります。いわゆる、舐めてた相手が実は超強かったという「ジョン・ウィック」系列なお話。全編に渡って男の悲壮感が漂うような暗い場面が多く、それがこの作品の味になっているような気がしました。本作はそんな男とギャングの太目ボスが戦うというお話です。
ギャングの冷酷非道なボスであるマイケルは、家族のことが心配なパパさんでもあります。出所してきた息子に自分の仕事を任せたいけど、問題ばかり起こす彼にイライラ。神父様にも自分の悩みを打ち明けるなど、息子想い?のパパさんなのです。
でも平気で人を殺す犯罪者。
ある日、その息子がまた問題を起こします。クリーンが心を通わせていた少女ディアンダを襲おうとしていたのです。そして、その現場に現れたクリーンに鈍器で滅多打ちのボッコボコにされちゃう息子。
包帯ぐるぐるで入院する瀕死状態の息子に対し、マイケルは手術をさせないといいます。自業自得だ、反省しろと。息子想いだったはずのパパさん、いきなり冷酷すぎませんかね。
太ったボスは最高に映える
マイケル役はグレン・フレシュラー。
そんなこんなで、息子をやられて怒りモードなマイケルが元殺し屋クリーンと対峙します。俺の息子に何さらしとんじゃ!ってね。出っ腹のセクシーグレンが超強いエイドリアンさんと戦うのですよ。と言っても、胸熱な世紀の対決みたいなものを期待しちゃいけませんぜ。あっさりです、あっさり対決。
出来としてはよくある話なのですが、ボス役がおデブというのがポイント。
ボスは太ってるといいですよね。
悪役がデブだと映画が俄然面白くなりますね。強そうですし、可愛いですし、主人公にやられてすぐに退場しないで欲しい!ってハラハラしながら見守ってしまいます(笑)
悪役デブと言えば、MCUの『デアデビル』に登場する悪役ウィルソン・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)ことキングピンも巨漢でしたね。マーベルヴィランの中でも人気が高くスパイダーマンの宿敵でもある強敵ですが、めちゃくちゃ魅力的でした。他にも「グリンゴ/最強の悪運男」のボスもおデブでした。やっぱり敵がデカいと(太っていると)映えますよ。
最近のグレン・フレシュラーは「ジョーカーの」という肩書が付いていたりします。『ジョーカー』の彼の出番はほんの数分程度で、ちょっと印象に残るキャラだったかな~という程度でしたけどね。
脇で光りまくる存在感のある役者さんなので、『クリーン』のように準主役級のラスボス役で出演してくれるとマジで嬉しいのです。大きなお腹が素敵なお気に入りの役者さんなので、これからも出番の多い作品に出て欲しいです。
『マニアック』(Netflix)のグレンさんのシーンより
全然関係ないですが、“クリーン”繋がりで「クリーンスキン 許されざる敵」というショーン・ビーン主演&彼が最後まで生き残るという珍しい作品があります。本作に出演しているサム・ダグラスに注目。
冒頭はムフフですよ(笑)
というわけで、『クリーン ある殺し屋の献身』はグレン・フレシュラー演じるギャングのボスが素敵な作品なのでありました。
ちなみに、映画館では暗すぎて終盤のアクションがよく見えなかったという意見をよく目にするのですが、家ならテレビの輝度を上げて見られるので、しっかりとエイドリアンさんのカッコいい動きを確認できました(笑)