2023年劇場鑑賞 ★★☆☆☆ 映画

『ベネデッタ』聖女かペテン師か。ヴァーホーヴェン節全開の重厚ドラマ。

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『ベネデッタ』アイキャッチ画像

出典:IMDb

ABOUT THE MOVIE

邦題:ベネデッタ(2023)
原題:Benedetta
製作国:フランス、オランダ
監督:ポール・ヴァーホーヴェン
出演:ヴィルジニー・エフィラ、ダフネ・パタキア、シャーロット・ランプリング、ランベール・ウィルソン、オリヴィエ・ラブル
上映時間:131分

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シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★★☆☆☆】

17世紀イタリア。幼い頃から聖母マリアと対話し奇蹟を起こす少女とされていたベネデッタは6歳で修道院に入る。純粋無垢なまま成人したベネデッタは、ある日修道院に逃げ込んできた若い女性を助ける。様々な心情が絡み合い2人は秘密の関係を深めるが、同時期にベネデッタが聖痕を受け、イエスに娶られたとみなされ新しい修道院長に就任したことで周囲に波紋が広がる。民衆には聖女と崇められ権力を手にしたベネデッタだったが、彼女に疑惑と嫉妬の目を向けた修道女の身に耐えがたい悲劇が起こる。そして、ペスト流行にベネデッタを糾弾する教皇大使の来訪が重なり、町全体に更なる混乱と騒動が降りかかろうとしていた…。

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ヴァーホーヴェン節全開

ポール・ヴァーホーヴェンの新作はパワフルで狂気的でエロチックなサスペンスドラマ。

82歳?(本作の本国公開は2021年)になってもその熱量は変わらない。ヌードシーンに力を入れているところも「らしさ」健在。女性のヌードがこんなに映る映画は久々だったかも。

シネちゃぶ
残念ながら男性ヌードはありません。


本作は、ヴァーホーヴェンらしく修道女同士の秘密の関係=キリスト教的タブーを犯したベネデッタの18禁シーンにフォーカス!?

ではなく、聖痕を受けた信心深い彼女の世渡り上手な生き方、それに翻弄される周囲の者たちを丁寧に描写するミステリ風味の重厚なサスペンスドラマな仕上がり。

果たして彼女は聖女か、自作自演のペテン師か。

常に強い女性を描いてきたヴァーホーヴェンですが、本作でもそのパワフルな演出ぶりは健在でした。

まだまだ現役バリバリですな。

見応えたっぷりで面白かったです!

おデブはいる?

神父様とベネデッタの父親ぐらいです。

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