ABOUT THE MOVIE
邦題:アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023)
原題:ANT-MAN AND THE WASP: QUANTUMANIA
製作国:アメリカ
監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、ジョナサン・メジャース、ミシェル・ファイファー、マイケル・ダグラス、キャスリン・ニュートン
上映時間:125分
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★☆☆☆☆】
新たな「アベンジャーズ」へ続く物語が、ついに始動。最小&最強のアベンジャーズ、アントマンは、<量子世界>に導く装置を生み出した娘キャシー達とともに、 ミクロより小さな世界へ引きずり込まれてしまう。そこで待ち受けていたのは、過去、現在、未来すべての時を操る能力を持つ、 マーベル史上最凶の敵、征服者カーン。彼がこの世界から解き放たれたら、全人類に恐るべき危機が迫る…。 アベンジャーズで最も”普通すぎる男”アントマンが、マーベル史上最大の脅威に挑むアクション超大作。
公式サイト
MCUフェーズ5開幕
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は『アントマン』シリーズの3作目。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の話で、本作がMCUフェーズ5の幕開けになります。実験中の事故でスコット、娘のキャシー、ホープ、ピム夫妻が量子世界に引きずり込まれてしまい、大冒険が始まります。
『アントマン』シリーズは内輪でワチャワチャ感が楽しかったのですが、今回は量子世界が舞台になったことで大スケールのSF超大作に様変わり。まるで『スター・ウォーズ』のようなスペースオペラ的大活劇。
というより、まんまSWですな(笑)
そんな量子世界やそこに生きるキャラクターは思いっきり既視感バリバリな感じなのですが、なかなか壮大で見応えがあるしちゃんと楽しい出来になっていたと思います。
ただ、アントマンらしさが失われた感は否めない。
体を縮小させたり、物を縮小&巨大化させたり、工夫を凝らしたアクションが楽しかったシリーズでしたからね。
でも嫌いじゃないです。
ミシェル・ファイファー演じるジャネット・ヴァン・ダインがめちゃくちゃカッコいいし、マイケル・ダグラス演じるハンク・ピム博士は超イケオジだし、大御所二人が予想以上に大活躍してくれて、それだけでも見応え十分。キャスリン・ニュートン演じるキャシー・ラングも大活躍します。
そして、本作のヴィランである征服者カーン(ジョナサン・メジャース)。『クアントマニア』ではサノスほど強いイメージを抱かなかったのですが、2025年公開予定の『アベンジャーズ/カーン・ダイナスティ』のメインヴィランでもあることから、今後どのような動きがあるのか注目ですな。
本作はDisney+のマーベルドラマ『ロキ』を観ていないと少し意味不明な部分があるかもしれません。ドラマの最終話でシルヴィ(ロキの変異体)がやらかした事がきっかけとなり『クアントマニア』のお話に繋がっていくため、事前に視聴しておくとより楽しめると思います。
『クアントマニア』はシンプルなストーリーですが、頭空っぽにして楽しめるエンタメ超大作。個人的には前2作よりも見応えはあったと思います。
ルイスがいない!!
『クアントマニア』におデブはいません。
残念なのは、前2作でおいしい場面をかっさらっていたスコットの友人ルイス(マイケル・ペーニャ)が出てこないこと。
『アントマン』と言えばルイスなのに、なぜ削った!!
今回はシリアス寄りで、更に量子世界が舞台だから出番がなかったということかもしれないけど、最初と最後ぐらいは出せるだろって思いながら観ていました。ルイスが出ないのは悲しすぎます。
『アントマン』としての次作があるのか分かりませんが、どこかでまたルイスを登場させてほしいですね。あの前置きがめちゃくちゃ長い彼のマシンガントークがまた聞きたい!