ABOUT THE MOVIE
邦題:ノック 終末の訪問者(2023)
原題:Knock at the Cabin
製作国:アメリカ
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:デイヴ・バウティスタ、ジョナサン・グロフ、ベン・オルドリッジ、ニキ・アムカ=バード、ルパート・グリント、アビー・クイン、ウィリアム・ラグズデール
上映時間:100分
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★★★★☆】
ゲイのカップルであるエリックとアンドリュー、そして養女のウェンの家族が山小屋で穏やかな休日を過ごしていると、突如として武装した見知らぬ謎の男女4人が訪れ、家族は訳も分からぬまま囚われの身となってしまう。そして謎の男女たちは家族に、「いつの世も選ばれた家族が決断を迫られた」「家族のうちの誰か1人が犠牲になることで世界の終末を止めることができる」「拒絶することは何十万もの命を奪うことになる」と告げ、エリックとアンドリューらに想像を絶する選択を迫ってくる。テレビでは世界各国で起こり始めた甚大な災害が報じられるが、訪問者の言うことをにわかに信じることができない家族は、なんとか山小屋からの脱出を試みるが……。
映画.com
締まらんシャマラン映画
「ノック 終末の訪問者」
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) April 11, 2023
家族の犠牲と世界の終焉。バウティスタさんの不気味な顔圧と優しい目。カルト宗教が同性愛者を苦しめてるかのように嘘か真か問答を繰り返す4騎士?とゲイ夫夫の行く末に目が離せないけど面白くない。説明不足で全てぶん投げるシャマランは流石にNG。結末が違う原作読みます。 pic.twitter.com/Dx4hia9VHk
ゲイカップルと養女がキャビンで休暇を楽しんでいたら、突然巨漢の男&3人が現れて、「家族をひとり犠牲にしないと、世界が終わるぞ!」と家族の犠牲か世界の終焉かという意味の分からない究極の選択を迫られます。
は?何?
いきなりそんな事言われてもみたいな当然の反応をするゲイカップル。信じられるわけないんですが、次第に「その世界の終わり」が信憑性を増してきます。
果たしてイケメン夫夫はいかなる選択をするのか。
シャマラン映画は毎回賛否を巻き起こしますが、今回は圧倒的に「否」が多い気がします。プロットは興味深くて惹かれるものなんですが、いかんせん、説明不足すぎて物足りなさ全開なのです。
ヨハネの黙示録だとか宗教色も出しつつ色々提示してくる割に、伏線が回収されないまま終わるみたいな。
で?
ってなります。
というわけで、内容的にはシャマラン映画らしいっちゃらしいのですが、これまでの過去作に比べると明らかに「何もない」映画。何も解決されない、謎は残したまま放置プレイされる映画。
理不尽さでいえば、ちょっと『ハプニング』を思い出しました。
決してつまらなくはないのですが、個人的にはシャマラン映画の中では下位レベルかなと。
シャマランは締まらん映画を作るのがお得意ですが、そういう意味では決して裏切りません。
あと、毎回自分の作品に顔を出すシャマランですが、今回もセリフ付きで登場します。シャマラン探しはシャマラン映画のお楽しみのひとつ。こちらも裏切りません。
バウティスタさんの肉厚な顔と巨体を楽しむ映画
「ノック 終末の訪問者」は巨漢デイヴ・バウティスタさんのドデカい顔がスクリーンいっぱいにこれでもかと映し出される映画😊 pic.twitter.com/UwGLv3wyMa
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) April 8, 2023
でも、デイヴ・バウティスタファンなら大丈夫。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(GotG)のドラックス役でお馴染みの彼ですが、バルクアップしたのか単にデブったのか、最近はやけにガタイが良いんですよね。 『GotG1』の頃に比べると、明らかにサイズアップしてますよね。
してますよね。
本作はそんなバウティスタ兄貴のどデカい顔がスクリーンいっぱいに映し出されます。今回、接写が多くて、デカデカと出演者の顔がしつこいくらいにドアップになります。
ファンはたまらないかと思います。
まぁ、そんな3桁級の大男に家族を犠牲にしろって言われても、「はいそーですか!」とは言えませんけどね。