2023年劇場鑑賞 ★☆☆☆☆ 映画

『エスター ファースト・キル』爪が甘いよ、お嬢さん(ネタバレなし)

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『エスター ファースト・キル』アイキャッチ画像

出典:IMDb

ABOUT THE MOVIE

邦題:エスター ファースト・キル(2022)
原題:Orphan: First Kill
製作国:アメリカ
監督:ウィリアム・ブレント・ベル
出演:イザベル・ファーマン、ジュリア・スタイルズ、ロッシフ・サザーランド、ヒロ・カナガワ、マシュー・アーロン・フィンラン
上映時間:99分

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シネちゃぶ度チェック

★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…

※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。

予告編&あらすじ

【シネちゃぶ度:★☆☆☆☆】

2007年、アメリカで暮らすオルブライト家は、4年前に6歳で行方不明となった愛娘エスターの失踪事件に今なお心を痛めていた。そんなある日、エスターが保護されたという思いがけない知らせが夫妻のもとに届く。この奇跡のような出来事を手放しで喜ぶ一家。驚くほど成長したエスターは聡明で才能も豊か。画家の父親に昔以上にべったりだった。また、あの幸せな時が帰ってくる

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前作の衝撃をある意味越えてる前日譚(前作ネタバレあり)

本作を語る上では、前作『エスター』のネタバレをしないと何も語れないので記載します。ご注意ください。

本作のネタバレはしません。


『エスター ファースト・キル』は2009年に公開されたサスペンスホラー『エスター』の前日譚を描く作品です。冒頭から思いっきり前作のネタバレをかまされるので、観ている事が前提になります。

前作『エスター』のオチは、少女エスターが見た目は9歳で、実は33歳の大人の女性(しかも邪悪)だったというもの。ホルモン異常で発育が止まり、精神病院に入れられていたという過去が判明します。エスターはそこから脱走していたというオチ。

『ファースト・キル』は、その精神病院時代から始まります。

つまりオチありきで進むわけです。

前作のオチが衝撃的だったわけですが、では今回はあれを超えられるのかという点が注目ポイント。さすがに難しいのではという危惧は吹っ飛びました。なかなか驚かせてくれるのです。

シネちゃぶ
そーきたか!!みたいな。


確かに前作ほどの衝撃度はないものの、個人的には結構好きでしたよ、この展開。よく練られていて、ニヤニヤしながら楽しめました。

前作とは違う方向性を行く内容というか、こういうアプローチで攻めてきたのは素晴らしいし好感が持てます。あと、エスターって良い教育を受けて来なかったせいか、大人の女性にしては賢くないんですよね。何かと爪が甘いんです。自分でやらかして何度も窮地に陥ったりして。そこも面白ポイントだったりします。

チャッキーの方がよほどスマート。

というわけで、『ファースト・キル』は前作を観ておく必要はありますが、しっかり楽しめる作品になっていたと思います。


今回、オルブライト家の奥さんトリシアことジュリア・スタイルズ姐さんが最高なので、ファンは喜ぶかもしれません。『オーメン』(2006)でも邪悪な子供に悩まされていましたが、またですかみたいな。今回は中身は大人ですが。

邪悪な子供といえば、マコーレー・カルキン君の『危険な遊び』(1993)が思い出されますが、こちらを予習しておくとより楽しめるかもしれません。

おデブはいる?

おデブはいません。

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