ABOUT THE MOVIE
邦題:メグレと若い女の死(2022)
原題:Maigret
製作国:フランス
監督:パトリス・ルコント
原作:ジョルジュ・シムノン
出演:ジェラール・ドパルデュー | ジャド・ラベスト | メラニー・ベルニエ
上映時間:89分
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
予告編&あらすじ
【シネちゃぶ度:★★★★★】
ある夜、シルクのドレスを着た若い女が死んだ。片足には靴がない。この謎めいた事件を担当するのが警視庁犯罪捜査部のジュール・メグレ警視。わずかな手掛かりをもとに、メグレは名前すらわからないこの若い女を殺した犯人を探すことになった―。
公式サイト
注目ポイント
⚫︎ 巨漢ジェラール・ドパルデューの新たなる代表作誕生!
⚫︎ パトリス・ルコント8年ぶりの新作
原作に忠実な巨漢メグレ警視誕生!
「#メグレと若い女の死」オンライン試写
— シネちゃぶ (@cinechub_loaf) February 27, 2023
ジョルジュ・シムノン原作の名作をパトリス・ルコント監督が映画化。巨漢メグレ警視役はそのまんまな名優ジェラール・ドパルデュー!ハマり役!巨体でのっそのっそと冷静に捜査を続ける彼が醸し出す空気感が渋くてイイ。上質な作りで味わい深い。@FansVoiceJP pic.twitter.com/yg0RNvYHC0
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パトリス・ルコント監督8年ぶりの長編映画は、『仕立て屋の恋』と同じ原作者ジョルジュ・シムノンによる大ベストセラー小説の映画化。
メグレと言えば、『名探偵コナン』に登場する目暮警部の名前の由来でもあったりします。そんな有名なミステリーシリーズの1本を巨漢の名優ジェラール・ドパルデュー主演で映画化!
身元不明の若い女性の死体が発見され、メグレ警視は僅かな手がかりから真実を追い求めていきます。
淡々と冷静に事件を追うメグレ。
次第に見えて来る女の真実。
この映画は事件を執拗に追い続けるメグレの姿を捉えて離さない。彼がじっくりと着実に捜査を進めていく過程にミステリーの醍醐味を味わえます。更に89分という短さでサクッと楽しめるのも良きです。
巨体から滲み出る何とも言えない哀愁がたまりません。
事件そのものに意外性や派手な展開はないものの、パトリス・ルコントらしくとても渋くて味わい深い仕上がり。余韻を残すラストもオシャレです。
メグレ警視は原作では巨漢という設定です。
まさにおデブなドパルデューに相応しい役柄。
実際の彼はもっと体重がありそうですが、流石の演技力でメグレ警視に成り切っていました。のっそのっそと歩く姿がイイんですよ。
貫禄たっぷり!
かつてジャン・ギャバンやローワン・アトキンソンなどがメグレ警視を演じてきましたが、今回が最も原作に近いキャスティング。名優ドパルデューをたっぷり楽しめる映画になっています。
ここに来て、ドパ様の代表作爆誕!
原作のメグレ警視シリーズは何十作とあるので、ぜひともドパルデューの新たな代表作としてシリーズ化して欲しいですね。
名優ジェラール・ドパルデュー
ジェラール・ドパルデューはフランスの国民的スターで名優中の名優。
昔から大柄でしたが、ここ20年、体重増加が止まらない印象。
70歳を越えた今、心配になっちゃうぐらいの超巨体になっても変わらず精力的に映画に出続けています。凄い。
実は彼が出演した映画は日本未公開のものが多く、ほとんど入ってきていなかったりします。
ドパルデュー出演の新作が日本で劇場公開されるのは、2020年に公開された『ファヒム パリが見た奇跡』以来なんですよ。
その間にもたくさん出てるのに日本で見れないのが残念です。多作な人なので、70年代から現在まで日本未リリースの作品は数え切れないほどあります。
尚、2023年4月14日(金)公開の『幻滅』にも出演しているので要チェックです。