ABOUT THE MOVIE
邦題:アフリカン・ウエディング(2013)
原題:Fanie Fourie's Lobola
製作国:南アフリカ
監督:ヘンク・プリトリアス
上映時間:97分
出演:エドゥアン・ヴァン・ジャースベルト、ゼス・ドローモ、ジェリー・モフケン、メルガ・ヴァン・ルーイ
シネちゃぶ度チェック
★★★★★:おデブが主役/完全なる癒し!
★★★★☆:おデブが準主役/大活躍!
★★★☆☆:おデブが脇役
★★☆☆☆:おデブがチラリ映る
★☆☆☆☆:全然いない…
※この記事は本編に一部触れています。未鑑賞の方はご注意ください。
あらすじ
若いアフリカ系白人のカーエンジニア、ファニーは、アフリカのポップスターである兄の結婚式に出席するため、ズールー族出身の企業家で女友達のディンキーに彼女のふりをして同伴してほしいと頼む。ディンキーは結婚を急がせようとする父親をごまかせると、この頼みに乗ることにする。最初はふりだったが、本当に恋に落ちてしまった二人。しかしそれは文化、風習、考え方など、民族間にあるたくさんの大きな壁との戦いの始まりだった。
注目ポイント
⚫︎ ポッチャリ君が主役のラブコメディ!
⚫︎ パパさんたちもおデブ!!
⚫︎ アフリカの文化を学べる。
民族間の壁を打ち破れ!
Amazonプライムビデオにて鑑賞。
兄の独身最後のお祝いにズールー族のディンキーを誘う太めのアフリカ系白人ファニー。やがて二人とも恋仲になるんだけど、文化も風習も違う二人に立ちはだかる民族間の超大きな分厚い壁に悩まされることになるというコメディ。
南アフリカ映画は初めて見ました。知らない文化圏の映画を見ると、所々意味不明な言動が出て来て興味深いし色々学べて面白い。
アフリカの婚礼における伝統文化がなかなか奇抜で、彼女のパパさんの家にも簡単にはおじゃまできない。家に入るのも、座るのも、話しかけるのもお金がかかります。ファニーのおじさん(可愛い)がディンキーの家を訪れた際に面白おかしく描かれていました。ちょっと大袈裟に描いてるのかもしれないですが、こういう風習って興味深い。
そして、原題『Fanie Fourie's Lobola』とあるように、本作ではロボラという聞き慣れないワードが何度も出て来ます。ロボラとは、ズールー人などの伝統文化で、男性側が花嫁のパパに贈る結納の金品のようなものだそうです。ディンキーの太パパは、そんな伝統に固執して娘の結婚をなかなか認めようとしません。本作はこのロボラを巡ってのゴタゴタ騒ぎがメインになります。
牛を30頭も納めろだとか、いまだにこういった風習は残ってるんですかね。
男性側はマジで大変ですな。
気になったのが、人種差別発言が多いこと。ズールー人のディンキーに対するファニーの母親や兄貴の言動などが差別意識バリバリなのは、今も差別や偏見が根強く残っているからなのでしょうね。
そんな伝統に縛られた風習や差別的な考え方を打ち破ろうとするファニーとディンキーの愛のパワーにはホッコリさせられました。ヘビーな社会問題も垣間見える作品ですが、それらを上手くストーリーに絡めながら単純にラブコメとして楽しめる素敵な作品になっています。派手めの衣装も素敵。
イイ!
ポッチャリさんが主役!!
主人公が弛んだ体型のファニー(エドゥアン・ヴァン・ジャースベルト)というのが必見ポイント。
車を改造や塗装するアーティストとしての才能もあります。周囲の反対を押し切ってディンキーとの結婚に踏み切ろうとするファニー。立ちはだかる大きな壁をモノともせず、一途な想いを貫く姿がカッコいいし可愛い!
あちらは彼のようなポッチャリさんが主役の映画が多いんでしょうかね。
おデブが主役の映画はマジで大歓迎!
更に恋愛映画なんて非常に貴重なのですよ!
ありがとう!
ディンキーのパパさんもファニーのおじさんもおデブですしね。
もっと観たいぞ、南アフリカ映画!